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理学療法士・作業療法士の臨床実習の見学は立位?座位?
理学療法士・作業療法士の臨床実習ではクライアントの理学療法・作業療法を見学する機会が多くあります.
私も経験がありますが,立ったまま見学したり,中腰姿勢で長時間見学をするのはきつくて仕方ありません.
今回は理学療法士・作業療法士の臨床実習の見学姿勢について考えてみたいと思います.
立位は上から見下ろす形になる
理学療法士・作業療法士の臨床実習生が見学の際に立位のままだとプラットフォームでの見学の場合には上から見下ろすような形となります.
これだとみられているクライアントもいい気分はしませんよね.
そのため最近では立位で見学をする理学療法士・作業療法士の臨床実習生というのは少ないと思います.
長時間同じ姿勢で立位をとるというのは拷問に近いですので,この流れは理学療法士・作業療法士の臨床実習生にとってありがたいですよね.
座位は中腰姿勢?
理学療法士・作業療法士の臨床実習生が見学をする場合に立位だと見下ろすような形になってしまいますので,見学をする際にはクライアントと目線を同じ高さにということが多いと思います.
関節可動域運動などでクライアントがプラットフォームに寝ている場合には,中腰姿勢で見学をするということも多いと思います.
中腰姿勢って下手したら立位よりもきついですよね.
場合によっては足がしびれてきたりして,集中して見学することもできません.
眠気が起こりにくいのも中腰姿勢だったりしますが,理学療法士・作業療法士の臨床実習生にとっては試練でしかありません.
椅子に座った座位が楽に見学できる
私の職場では見学の際には小さい椅子に座って見学をしてもらうことが多いです.
ただこれも一長一短で,あまりに楽すぎて眠ってしまう臨床実習生もいたりします.
本来は理学療法や作業療法を集中して見学することが目的ですので,理学療法士・作業療法士の臨床実習生が見学をする場合には椅子に座って見学するというのが理想でしょうね.
昔は正座が当たり前だった
今の若い理学療法士・作業療法士の方はご存じないかもしれませんが,昔は理学療法士・作業療法士の臨床実習での見学といえば正座が当たり前だった時代もあります.
クライアントに対して失礼のないような見学姿勢が正座と考えられてきたわけです.
さすがに今の時代に正座を強いる実習先はないと思いますが…
理学療法士・作業療法士の臨床実習生が隣で正座で見学していたら,クライアントも気になって仕方ないでしょうね.
今回は理学療法士・作業療法士の臨床実習の見学姿勢について考えてみました.
理学療法士・作業療法士の臨床実習もクリニカルクラークシップ形式での実習が一般的となりましたので,できるだけ見学の時間が短い方が有益ではありますが,そうはいっても実習時間の大半が見学ということも多いと思います.
理学療法士・作業療法士の皆様も臨床実習生が集中して見学できる環境づくりを行えるとよいですね.