理学療法士・作業療法士が使う魔法の言葉「筋力が弱いから」

運動療法・物理療法
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理学療法士・作業療法士が使う魔法の言葉「筋力が弱いから」

理学療法士・作業療法士の皆様は困った時に「筋力が弱いから」といった魔法の言葉を使っていませんか?

筋力が弱いといえばたいていの高齢者は納得するでしょうし,そこから筋力トレーニングといったプログラムにもつなげやすくなります.

今回は理学療法士・作業療法士が使う魔法の言葉「筋力が弱いから」について考えてみたいと思います.

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たいていのクライアントは筋力が弱いからといった説明で納得させられる

たいていのクライアントって痛みがあってもうまく歩けなくても筋力が弱いからといった説明で納得させられることが多いと思います.

筋力という概念がマスメディアで一般的になったこともあって,筋力が弱いと問題だ,筋力を向上させることには意味があると考えている高齢者がほとんどですからね.

 

 

 

 

 

 

魔法の言葉は理学療法・作業療法の継続にもつなげやすい

また筋力が弱いからという魔法の言葉は理学療法・作業療法の継続にもつながりやすいです.

結局のところ筋力って天井が無いのでいくら向上してもまだまだ弱いですからといった説明で話がついちゃいます.

さらに残念なのが筋力が弱いからといった説明をしているにもかかわらずそもそも筋力評価を全くしていないケースも少なくありません.

これで筋力が弱いからと説明されてもって感じですよね.

どのくらい筋力が強くなれば疼痛が軽減するのかも説明がなされないのでクライアントは永遠に筋力トレーニングを継続しないといけません.

 

 

 

 

 

 

 

筋力が弱いから疼痛が出現している?

痛みなんかも筋力を原因に話が済まされていることが多いですが,確かに筋力低下が疼痛の原因になるケースも少なくありません.

例えば変形性股関節症例では股関節外転筋群の筋力低下によって立脚期に遊脚側への骨盤傾斜が出現すれば,骨頭の外上方偏位を助長してしまうのは明白です.

こういった場合には筋力が弱いからといった理由も間違いではないわけですから…

一方で変形性膝関節症なんかも昔は大腿四頭筋が弱いから膝関節が不安定になり変形性膝関節症を発症するなんて考えられてきましたがこれってまったく根拠もないですからね.

疼痛の原因が筋力低下というのは全く無くはありませんが,筋力が問題でないことの方が多いのも実際だと思います.

 

 

 

 

 

 

 

 

とりあえずわからなければ「筋力が弱いから・・・」で逃げるのが理学療法士・作業療法士あるある

とりあえず歩行能力低下や疼痛の原因がわからなければ,何も考えず「筋力が弱いから・・・」で逃げるのって理学療法士・作業療法士あるあるですよね.

これで一時的には解決してしまうわけですから,理学療法士・作業療法士にとっては「筋力が弱いから」という言葉は魔法の言葉ですよね.

ただクライアントは良くならないことも多いですから全く解決になってないんですけどね.

 

今回は理学療法士・作業療法士が使う魔法の言葉「筋力が弱いから」について考えてみました.

便利な魔法の言葉ですが,こればかり使っていてはクライアントもよくなりませんし,専門職としての成長にもつながりません.

疼痛や歩行能力低下の原因が何なのかをしっかりと考えた方が良いでしょうね.

 

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