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株式会社gene無料セミナー 14年間の会長生活の振り返りと理学療法士としての50年
先日,元日本理学療法士協会会長の半田先生が株式会社geneの無料セミナーでお話をされました.
今回は株式会社gene無料セミナー14年間の会長生活の振り返りと理学療法士としての50年について私が気になったポイントをご紹介させていただきます.
日本理学療法士協会新会長斎藤会長について
平成19年に半田元会長が日本理学療法士協会の会長に就任された際には,理学療法士の数は40,000名であった
今はその倍以上に有資格者数が増えている
10年前に比較しても日本理学療法士協会の社会的立場も変わった
これだけ大きな団体になれば社会の中でも求められるものが大きくなる
医療の中でも日本看護師協会,日本医師会と同じ規模の団体になりつつある
新会長はかなりの重責を担うことになる
日本理学療法士連盟会長としての今後
2020年に高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施の中で政治力によって理学療法士の名前が外されたが,政治力によって名前を入れることができた
訪問看護ステーションの6割以上を看護師配置といった制度転換が行われるところであったが,政治力のよって抑止することができた
1000名以上の理学療法士が解雇される危機にあった
やはり政治の力を持っていないと戦えない
理学療法士の生活を守る,理学療法士の安全保障のためには,公的社団法人としての協会では難しいところがある
理学療法士の雇用を守るために理学療法士連盟として活動していく
理学療法士の立場はどのように変わったのか?
理学療法士大量供給時代になった
1学年定員が14,000名を超える時代となった
1学年定員をどのようにコントロールするか
日本理学療法士協会の力だけではコントロールが難しい
2020年の出生数は80万人をきった
このままでは60人に1人が理学療法士になる時代
理学療法士が過剰になったことで国立大学の定員削減を進めている
学術的発展のためには国立大学の定員数が削減されるのは問題がある
最終的には政治的な力が必要
理学療法士の格差問題について
供給数が増えていけば格差が拡がるのは当然
供給数が増えればますます格差は拡がる
どのように生き残っていくか
アンテナを張り巡らせて,他の理学療法士とは異なる分野で特筆した能力を身に着けることが重要
今後どのような理学療法が求められるかを考える必要がある
先輩理学療法士の真似っこをしていは生き残れない
高齢人口が減少する今後理学療法士はどうやってご飯を食べていくのか?
リハビリテーション料は2035年から減少する見込み
今年国家資格を取得した理学療法士は2035年には45歳
子育てにもお金がかかる中で理学療法士の将来は明るくない可能性がある
職域拡大も大切だが職域拡大だけではコントロールできない
1学年定員の削減が必須
卒業して国家資格を取得しても働き口がなければ理学療法士になろうという意思を持つ人材の質も必然的に低下する
予防も含めた職域の改題は当然必要
今回は株式会社gene無料セミナー14年間の会長生活の振り返りと理学療法士としての50年について私が気になったポイントをご紹介させていただきました.
リハノメでも視聴できるようですので見逃した方は是非ご覧ください.