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臨床実習生を「学生さん」と呼ぶ理学療法士・作業療法士が危険
臨床実習生を受け入れている医療機関・施設は多いと思います.
臨床実習生を受け入れている医療機関・施設でよく見かける光景ですが,理学療法士・作業療法士が臨床実習生を呼ぶ時に「学生さん」と呼んでしまっていることって多いですよね.
臨床実習生にもきちんと名前がありますので,全員が全員,学生さんと呼んでしまうのはいかがなものでしょうか?
クライアントのことを全員,「患者さん」と呼ぶのと同じですよね…
今回は臨床実習生を「学生さん」と呼ぶ理学療法士・作業療法士が危険であるといったお話です.
学生の名前を呼ばず実習最後まで「学生さん」
私自身も経験がありますが,「学生さん」と理学療法士・作業療法士に呼ばれても自分が呼ばれているのかどうか分かりにくいですよね.
臨床実習生にも名前があるわけですから,人として名前を呼ぶのが最低限の礼儀ですよね.
横で見ているクライアントからしても,臨床実習生が繰り返し,「学生さん」なんて呼ばれていたら,言わん感を持たれるのではないでしょうか?
メインの指導者が「学生さん」と呼ぶのはどうなのか?
サブの指導者や指導に関わらない理学療法士・作業療法士が名前を知らないというのは仕方ないかもしれませんが,場合によっては担当のメインの指導者が臨床実習生を「学生さん」なんて呼んでいるケースもあります.
これってどうでしょうか?
これでは臨床実習生と信頼関係なんて構築できるわけもありませんし,臨床実習生からしても名前もきちんと読んでくれないような指導者の指導を受け入れられるわけはありません.
覚えるのが大変なのは分かりますが,メインの指導者であればきちんと臨床実習生の名前を把握して名前で呼ぶのは最低限のマナーですよね.
「リハビリさん」
これは何も臨床実習生だけに関わる問題ではないと思います.
例えば他職種を呼ぶ時に「看護師さん」と声をかけるのと,「田中さん」と声をかけるのでは看護師の反応も違うと思います.
当然ながらきちんと名前で呼ばれた方が親近感を感じられるでしょうし,他職種連携もうまくいきますよね.
臨床実習生のことを「学生さん」なんて呼んでる理学療法士・作業療法士に限って,他職種の名前をロクに覚えることなく,「看護師さん」なんて呼び方をされている方が多いのでしょうね.
結局のところ自身も医師や看護師といった他職種に「リハビリさん」としか呼ばれていなかったりするわけです.
残念ですよね.
今回は臨床実習生を「学生さん」と呼ぶ理学療法士・作業療法士が危険であるといったお話でした.
理学療法士・作業療法士は社会人の先輩として臨床実習生に手本を見せるべき立場にあります.
名前を覚えるのは大変かもしれませんが,「学生さん」ではなく臨床実習生の名前をきちんと呼んであげるのが最低限のマナーですよね.
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