統計解析を依頼した人を共著者に含めるべき?

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統計解析を依頼した人を共著者に含めるべき?

最近は学術研究に取り組まれる理学療法士・作業療法士も多いですが,理学療法士・作業療法士が学術研究を行うにあたって1つの障壁となるのが統計解析です.

ただ統計解析が苦手でも最近は詳しい理学療法士・作業療法士も増えておりますので,詳しい方に依頼をしたり,場合によってはクラウドワークスとかココナラとかそういったところでアウトソーシングするなんて方法も主流になりつつあります.

でもここで気になるのが統計解析を依頼した人って共著者に含めるべきなのでしょうか?

今回は理学療法士・作業療法士が取り組む研究で統計解析を依頼した人を共著者に含めるべきかどうかについて考えてみたいと思います.

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共著者に含めないと失礼?

統計解析を依頼した人物を共著者に含めるべきかどうかを考える際に,せっかく統計解析を行ってくれたに共著者に含めないと失礼に当たるのではないかと考える方が多いと思います.

無償で解析を行ってもらったのであれば,やはり何かしらの恩返しはしたいですよね.

場合によっては出身派閥が違うので共著者に入れられないなんて場合もあるかもしれませんが,そんなことしてたら二度と手伝ってもらえなくなるでしょうね.

論文を投稿した場合には,査読で統計解析に関して指摘を受けることもあると思いますので,そのためにも共著者に含めておく方が無難と考える方が多いでしょう.

 

 

 

 

 

 

 

共著者にも責任が伴う

ただ考慮しておかなくてはいけないのは,論文の共著者にも責任が伴うといった点です.

名前が掲載されれば嬉しいかもしれませんが,共著者にも論文内容に関して責任が伴うという点を考えると,安易に共著者に含めるというのも問題があります.

 

 

 

 

 

 

 

研究計画の段階からかかわってもらう

最も理想的なのは統計解析を依頼する人物にも研究計画の段階からかかわってもらうといった方法です.

研究計画の段階からかかわって研究全体を把握してもらえば,共著者として含めても何の問題もないわけです.

ただ統計解析の場合には,とりあえずデータは集まったけど解析の方法がわからないので手伝ってもらえませんかといった依頼のパターンが多いんですよね.

これだと共著者になり得るかどうか怪しいです.

 

 

 

 

 

 

 

 

必ずアクセプトされる医学英語論文 改訂版によると

先日第2版が発刊された康永秀生先生の著書「必ずアクセプトされる医学英語論文 改訂版」の中でも統計解析を依頼した人物を共著者に含めるかどうかについていかのような記述があります.

 

「統計から研究計画の段階から研究に参加し,デザインから解析に至るまで適切なアドバイスをしていれば,co-authorになりうるだろう.しかし,統計コンサルテーションをしたという程度ではco-authorの資格はない」

 

厳しいですが,ICMJEの基準で考えると統計解析を行っただけでは胸を張って共著者ですとはいえないわけですね.

 

実際には研究途中から相談した時に根本的な考え方が間違っていてデータを取り直す必要があるなんてこともありますので,やはり研究計画段階から関わってもらうのが最もスムースでしょう.

 

今回は理学療法士・作業療法士が取り組む研究で統計解析を依頼した人を共著者に含めるべきかどうかについて考えてみました.

統計解析を依頼した人物を共著者に含めるかどうかというのは非常に難しい問題ですが,自分で解析が難しいと思われるような場合には,研究計画の段階からデータサイエンティストを共著者として含めておくのが大きな問題がなさそうですね.

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