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理学療法士・作業療法士が知っておきたいランドマークを表現するときに必須の英単語
理学療法士・作業療法士が診療録からクライアントの情報を得たり,英論文を抄読する上では英単語の知識が必須となります.
基本的な英単語をおさえておけば,より詳細かつ多くの情報を得ることができますので,まずは基本的な英単語の知識を知っておくことが必要となります.
今回は理学療法士・作業療法士が知っておきたい解剖学的なランドマークを表現する上で必須の英単語についてご紹介させていただきます.
稜
crest
腸骨稜なんかはIliac crestと表現されます.
棘
spine
脊椎の意味もありますが,spine of scapulaのように使うと肩甲棘といったランドマークを表現できます.
窩
fossa
膝窩はpopliteus fossaと表現されます.
葉
lobe
前頭葉はFrontal lobeですね.
溝
sulcus
結節間溝はIntertubercular sulcusと表現されます.
体
shaft
体を表しますが物の中心部をイメージすると分かりやすいと思います.ちなみに大腿骨骨幹部骨折は日本名では「体」は含まれておりませんが,femoral shaft fractureと表現されます.
頸
neck
これは知らない方は少ないでしょうね.大腿骨頸部骨折なんかはfemoral neck fractureと表現されます.
果
malleolus
内果はmedial malleous,外果はlateral malleousと表現されます.
突起
process
橈骨茎状突起はstyloid process of radiusと表現されます.
隆起
tuberosity
external occipital protuberanceと表現して外後頭隆起を表します.
冠状
coronary
コロナウイルスが頭に浮かんできますが,coronaは王冠の意味です.Coronal planeとすると冠状面(前額面)を表現できます.
支帯
retinaculum
膝関節関連の英論文を読んでいるとよく出てきますね.内側膝蓋支帯はmedial patellar retinaculumと表現されます.
転子
trochanter
大腿骨転子部骨折なんかはtrochanteric fractureと表現されます.
今回は理学療法士・作業療法士が知っておきたい解剖学的なランドマークを表現する上で必須の英単語についてご紹介させていただきました.
どれも頻出の用語です.
一度覚えてしまえば他でも使い回しがきく用語ばかりですので,まだ覚えておられない理学療法士・作業療法士の方々はしっかりと整理しておきたいですね.
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