理学療法士の臨床実習指導者講習会のオンライン開催は2022年度下半期以降

臨床実習・国家試験
スポンサーリンク
スポンサーリンク

目次

理学療法士の臨床実習指導者講習会のオンライン開催は2022年度下半期以降

先日行われた2020年度の第11回理事会で理学療法士の臨床実習指導者講習会の開催方法について協議がなされたようです.

今年度はコロナ禍で予定していた講習会を延期せざるを得ない都道府県も多かったようです.

都道府県によっては臨床実習指導者講習会を修了した理学療法士の数が不足しており,2022年度以降の臨床実習受け入れにも大きな影響が出そうです.

こういった状況の中でずいぶん前から要望として挙がっているのがオンラインでの講習会開催です.

今回は理学療法士の臨床実習指導者講習会のオンライン開催は2022年度下半期以降になりそうだといったお話です.

four men looking to the paper on table

 

 

 

 

 

 

臨床実習指導者講習会はしばらくオンラインになりそうにない

結論から申し上げますと理学療法士の臨床実習指導者講習会はしばらくオンラインになりそうにありません.

先日行われた理事会の中でも以下のような協議がなされております.

 

臨床実習指導者講習会についてはいまだに要望が強い

⇒リモート講習会については,2022 年度下半期の実施を想定したところを早められるように進めている.

数だけ整えればいいとは思っていないので,しっかりした教育者を育てるという視点を忘れないでほしい.

e-ラーニングを導入すれば一気に数を充足させることはできるが,それだけでよいのかということをしっかり考えてほしい.

 

 

 

 

 

 

 

講師の質の担保を指摘する声も

また理事会では講師の質の担保を問題視する声も上がっております.

 

臨床実習指導者講習会の受講者について、受講すれば大丈夫という認識をされることがある.

講師の質の担保をどうしていくか.

→世話人の情報交換,ブラッシュアップ研修を考えている.

 

 

 

 

 

 

 

 

オンライン開催も特例を設ける?

また今回の理事会の中では,特例に該当すればオンラインで講習会を開催できる可能性も示唆される協議がなされております.

 

オンライン開催を緊急的な対応とすべきか継続するかについて

⇒コロナによって指導者養成に大きな支障をきたしている都道府県の場合と,離島などに在住している会員で受講の利便性に懸案がある場合という2つの条件を特例として,それ以外は認めないということで制限を付けたほうがよいのではないか?

 

 

 

 

 

 

 

 

日本作業療法士協会の臨床実習指導者講習会はオンライン開催できた

この話題の際に必ず挙がるのが理学療法士の臨床実習指導者講習会はオンラインでの開催が認められない一方で日本作業療法士協会の臨床実習指導者講習会だけオンラインでの開催が認められたといった点です.

日本作業療法士協会の WEB 開催が承諾されたのは,日本作業療法士協会がそもそも行っていた研修についてなのか,全国リハビリテーション学校協会や本会と一緒に行っているものなのですが,これは三協会で行っている研修会であり,この点からすると日本理学療法士協会が主催する講習会がWEB開催されないのはなぜなのかますます疑問が残ります.

この点に関しても今回の理事会の中で以下のような協議がなされております.

 

臨床実習指導者講習会に係る日本作業療法士協会からの回答文書について報告された.

オンラインツールを利用した臨床実習指導者講習会の運用について,前議題の内容を日本作業療法士協会にも提案したほうがよい.

 

やはり日本理学療法士協会としては日本作業療法士協会とも足並みをそろえたいのでしょうね.

 

今回は理学療法士の臨床実習指導者講習会のオンライン開催は2022年度下半期以降になりそうだといったお話でした.

残念ながら理学療法士の臨床実習指導者講習会は特例を除いては来年度の開催は対面となりそうですね.

医療従事者へのワクチン接種が来年度下半期には充足するでしょうから,そのあたりを考慮すると対面での開催も可能といった方針なのでしょうか?

タイトルとURLをコピーしました