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理学療法士・作業療法士が仕事中やカンファレンス中に眠くなった際の即効性のある対応策は?
先日も理学療法士・作業療法士がカンファレンス中や運転中に眠たくならないような居眠り対策についてご紹介させていただきました.
先日の記事はどちらかというと眠くなりそうなことが予測される場合の事前対策が多い内容でした.
ただ実際には事前対策ができないまま,眠気に襲われ修羅場を迎えるということも少なくないと思います.
今回は理学療法士・作業療法士が仕事中やカンファレンス中に眠くなった際の即効性のある対応策についてご紹介させていただきます.
眠気対策① 深呼吸
眠くなるとあくびが出ますよね?
これってだらしないと思われる方も多いかもしれませんが,人間に備わった生理的な反応なわけです.
眠いときには脳が酸素不足に陥っておりますので,あくびをして酸素を取り入れているわけです.
眠い場合には酸素を取り入れる目的で深呼吸をしてみるとよいでしょう.
そうすると脳に酸素が供給され,覚醒しやすくなります.
深呼吸はカンファレンス中やセミナー中でも簡単に実践できますので,まずは深呼吸を実践することがお勧めです.
眠気対策② 息を止める
深呼吸と同じような機序ですが,息を止めるというのも有効です.
一次的に息を止めて,その後に呼吸するとより多くの酸素を取り込むことができます.
これも周囲に気付かれることなく実践しやすい方法ですので,簡単に実践できます.
眠気対策③ 手足を動かす
眠くなるのって運転中とかカンファレンス中とか身体を動かせないタイミングが多いと思います.
少しでも身体を動かせると脳を覚醒することができます.
ただカンファレンス中やセミナーの最中に身体を大きく動かすわけにもいきませんので,そんな場合には足関節や手関節など遠位の関節を動かす方法がお勧めです.
遠位関節を動かすだけでも血流が促進されたり,自律神経の中でも交感神経が有意になりますので覚醒しやすくなります.
眠気対策④ 痛み刺激を加える
これは経験したことのある方も多いと思います.
疼痛刺激を加えることで脳を覚醒させる方法です.
ボールペンで太ももを刺したり,手の甲をつねったりと,テーブルの下など目立たないところで誰もがされたことのある方法ではないでしょうか?
眠気対策⑤ 耳をひっぱる
これも痛み刺激に共通すると考えがちですが,この方法は痛み刺激に加えてツボを刺激する方法です.
私は東洋医学のことはよくわかりませんが,耳には色んなツボがあるようで,耳を引っ張ることで覚醒しやすくなります.
眠気対策⑥ 鼻下にメンソールリップを塗る
これも強制的な方法ですが,眠気を飛ばすためには非常に有効です.
リップを塗る行為自体は場面によっては難しいかもしれませんが,セミナーの受講などの場合には比較的簡単に行えると思います.
メンソールの香りと刺激で目が覚めること間違いありません.
眠気対策⑦ カンファレンスやセミナーで発言する
受身的にカンファレンスやセミナーに参加しているとどうしても眠くなってしまうわけです.
何か発言すれば緊張感も増して眠気もふっとんでしまいます.
学会発表の時に眠くなることってありませんよね?
質問をしようとしたり何か発言をしようとすれば,必然的に頭も使いますし,緊張感も高まります.
眠気対策⑧ 歌を歌う
これはカンファレンス中やセミナー中には難しいですが,運転中等には効果的です.
音楽に合わせて自分の好きな歌を歌えば脳を覚醒することができます.
眠気対策⑨ ガムを噛む
これもカンファレンス中やセミナー中には難しい方法ですが,特にブラックガムなどの刺激のあるガムをかめば眠気を飛ばすことができます.
車の運転中などにはお勧めの方法です.
眠気対策⑩ 姿勢を変える
同じ姿勢でいると眠くなってくるものです.
そんなときは立ち上がってみたりして姿勢を変えてみることをお勧めします.
状況によっては難しいかもしれませんが,カンファレンス中やセミナー中であっても,短時間でトイレへ行って戻ってくるだけでも眠気が解消されます.
眠気対策⑪ 顔を洗う
これはもう最終手段です.
上記の方法を試みる者の眠気が襲ってくるような場合には,トイレへ行って顔を洗いましょう.
冷たい水で顔を洗えば,脳を覚醒するのには最も効果的です.
今回は理学療法士・作業療法士が仕事中やカンファレンス中に眠くなった際の即効性のある対応策についてご紹介させていただきました.
基本は事前対策ですが,事前対策を講じていても,どうしても眠くなってしまったといった場合には,今回ご紹介いたしました眠気対策を試みてください.
簡単に実践できるものが多いですが,状況によっては実践できないものもありますので優先順位をつけた上で眠気対策を実践できるとよいですね.
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