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理学療法士・作業療法士・言語聴覚士資格をマイナンバーとリンクへ
2021年1月8日に厚生労働省から「社会保障に係る資格におけるマイナンバー制度利活用に関する検討会 報告書」が公表されました.
この報告書の概要ですが,理学療法士・作業療法士・言語聴覚士資格をマイナンバーとリンクするといったものです.
でも理学療法士・作業療法士・言語聴覚士資格をマイナンバーとリンクすることでどんなメリットがあるのでしょうか?
今回は理学療法士・作業療法士・言語聴覚士資格をマイナンバーとのリンクについて考えてみたいと思います.
理学療法士・作業療法士・言語聴覚士資格をマイナンバーとリンクするメリット
理学療法士・作業療法士・言語聴覚士資格をマイナンバーとリンクすることにどんなメリットが考えられるでしょうか?
一番は理学療法士・作業療法士・言語聴覚士資格をマイナンバーと紐付けされることにより,無駄な書類のやり取りを減らすことができます.
政府が進めるデジタル化の1つとして各種免許とマイナンバーのリンクが進められるわけですね.
その他にも人材確保のためのネットワークシステムの構築や,免許証(なりすまし)の偽造防止にもつながると考えられます.
対象となる資格は?
対象となる資格は以下に挙げる31資格です.
- 医師
- 歯科医師
- 薬剤師
- 保健師
- 助産師
- 看護師
- 准看護師
- 理学療法士
- 作業療法士
- 視能訓練士
- 義肢装具士
- 言語聴覚士
- 臨床検査技師
- 臨床工学技士
- 診療放射線技師
- 歯科衛生士
- 歯科技工士
- あん摩マッサージ指圧師
- はり師
- きゅう師
- 柔道整復師
- 救急救命士
- 介護福祉士
- 社会福祉士
- 精神保健福祉士
- 公認心理師
- 管理栄養士
- 栄養士
- 保育士
- 介護支援専門員
- 社会保険労務士
理学療法士・作業療法士にとってどのようなメリットがあるのか?
国としてのメリットは上述したとおりですが,理学療法士・作業療法士個々人にはどのようなメリットが考えるでしょうか?
まずは試験に合格した際に資格の登録をする際の手続きが簡素化されます.
また結婚などで性を変更する際の手続きも簡素化されますね.
これまでは戸籍抄(謄)本や住民票の写しなどを窓口へ持っていく必要がありましたが,マイナンバーカードやマイナポータルを使えば,全ての手続きをオンラインのみで完結させることも可能です.
これはありがたいですね.
またクライアントに資格を提示する際や,就職にあたって資格を証明する時にも使えますね.
PCやスマホからマイナポータルにログインし,資格情報のページなどを見せればよいわけです.
資格情報を電子的に提供することもできますので,わざわざ理学療法士・作業療法士免許証の原本やコピーを用意しなくても済むわけです.
今回は理学療法士・作業療法士・言語聴覚士資格をマイナンバーとのリンクについて考えてみました.
看護師なんかは常に不足状態ですので,国がマイナンバーを紐づけして専門職を監視しようとしているなんてネガティブな考え方もあるようですが,理学療法士・作業療法士にとっては国家資格とマイナンバーのリンクはメリットしかなさそうですね.
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