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理学療法士・作業療法士養成校の国家試験対策で成績上位者が成績下位者の教育を強制されるのっておかしくないですか?
理学療法士・作業療法士養成校では2月末の国家試験に向けてさまざまな国家試験対策が行われていることと思います.
私が以前から気になっている理学療法士・作業療法士養成校あるあるですが,理学療法士・作業療法士養成校の国家試験対策で成績上位者が成績下位者の教育を強制されるといった話があります.
同じ学費を支払っているのになぜ成績上位者が成績下位者の面倒まで見ないといけないのでしょうか?
今回は理学療法士・作業療法士養成校の国家試験対策で成績上位者が成績下位者の教育を強制されるのっておかしくないかといったお話です.
上位成績者にとってのメリット
まずは上位成績者が下位成績者に勉強を教えることに関するメリットについて考えてみたいと思います.
一番は上位成績者にとっては下位成績者に勉強を教えることで自分の頭の中を整理できるといった点が挙げられるでしょうか.
人に教えるためには自分自身の知識が整理できていないといけませんので,下位の成績者に対して勉強を教えることで自分自身にも少なからずメリットがあるものと考えられます.
下位成績者にとってのメリット
一方で下位成績者にとってはどのようなメリットが考えられるでしょうか?
成績が不良であれば不良であるほど,どこまで理解しておくのが普通でどこが理解できていないのかが恥ずかしいかすらわからなくなってしまうんですよね.
養成校の先生にこんなこと聞いたら怒られないだろうかという内容であっても,学生同士であれば質問しやすいですし,気軽に勉強を教わることができるといったメリットが挙げられるでしょうか.
また学生目線であれば教えられた内容も理解しやすいといったこともあるでしょう.
上位成績者にとってのデメリット
デメリットは言うまでもなく上位成績者自身の時間が削られるといった点です.
自分はもっと勉強したいことがあるのに,下位成績者に勉強を教えないといけないので時間が無駄になってしまうなんてこともあるでしょう.
そもそも国家試験までの数年間さぼっていた下位成績者になぜ頑張ってきた上位成績者が勉強を教えないといけないのかといった気持ちになる学生もいると思います.
下位成績者にとってのデメリット
下位成績者にとっても同級生の上位成績者がマウントを取って勉強を教え出したら,なぜ同級生にこんな扱いを受けなければならないのかと感じてしまうこともあるかもしれません.
場合によっては教える側,教えられる側のお互いがストレスに感じてしまうこともあるでしょう.
養成校の先生が仕事を成績上位者に押し付けている?
上位成績者が自主的に下位成績者に勉強を教えるのであれば問題はないと思いますが,養成校としてこれを強制しているのであればこれはいただけませんよね.
元来養成校の先生が行うべき仕事を成績上位者に押し付けていることにもなりませんか?
学費だけ支払わせておいてそれはありませんよね.
グループ学習の弊害
養成校は合格率を上げたいので上位成績者がより合格の確率を高めることよりも,合格の確率が低い下位成績者の学力を挙げて養成校全体の合格率を上げる方策に走ってしまうわけですね.
なかにはグループで学習させて連帯責任を強いる養成校まであるみたいですから養成校も必死すぎるなと感じるわけです.
成績上位者にとってはいい迷惑ですよね.
今回は理学療法士・作業療法士養成校の国家試験対策で成績上位者が成績下位者の教育を強制されるのっておかしくないかといったお話でした.
自主的に上位成績者が下位成績者に勉強を教えるのは良いことだと思いますが,これがシステムとして強制されているのであれば今の時代NGですよね.
こういったシステムって理学療法士・作業療法士以外の養成校でも存在するものなのでしょうかね?
理学療法士・作業療法士界隈って他の業界から見たらあり得ない独自ルールが多すぎるので,この業界だけのルールかと思ってしまいます…
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