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理学療法士・作業療法士はスマホを持ち歩いて仕事をしても良い?
皆様の職場では仕事中のスマホの携帯に関する何かしらの取り決めはありますか?
最近は医師なんかは病棟でも調べ物をスマホで行っていることも多いですし,お薬の便利なアプリなんかも多いですよね.
一方で病棟の看護師からすればスマホを携帯して仕事をするなんて論外といった考え方がまだまだ主流でしょう.
今回は理学療法士・作業療法士はスマホを持ち歩いて仕事をしてもよいのかについて考えてみたいと思います.
スマホは確かに便利
最近は医療系のアプリも多いですよね.
お薬を簡単に調べられたり,理学療法士や作業療法士で言えば福祉用具をスマホで視覚的に紹介したりといろんな使い方ができます.
最新の情報にアクセスできて,それをクライアントの診療に生かすことができるというのはとても有益な気もします.
また新型コロナウイルス感染に関しても,ココア(接触確認アプリ)を入れてマナーモードにしておくというのは医療従事者が自らを守るためにも必要な気はします.
場合によっては子育て世代の理学療法士・作業療法士の場合には,警報が出た場合に学校が臨時休校になる等といった連絡網がメールで回ってきた場合にすぐに対応できませんよね.
高齢者の印象はどうか
ただ理学療法・作業療法の対象となる高齢者におけるスマホへの印象というのはどうでしょうか?
おそらく仕事中にスマホをいじっている姿を見てあまり良い印象を持たない高齢者が多いのも事実だと思います.
あの理学療法士・作業療法士は仕事中にスマホをいじってさぼっていたなんて言われてしまいそうです.
世代の違いでしょうが,スマホよりもタブレットの方が調べ物をしている感は強いですし,高齢者の印象も良いかもしれませんね.
もちろん仕事中にゲームをしたりSNSを見たりなんて言うのは言語道断ですが,仕事に使うといった目的であっても仕事中にスマホを触るというのはあまり印象が良くないでしょうし,歩きスマホなんてもっての他ですね.
個人情報保護の問題も
スマホは診療に生かせば非常に便利だと思いますが,一方で個人のスマホを業務中に使用するとこじんじょうほうほごのもんだいでさまざまなトラブルも起こりそうです.
カルテなんかは写真に撮れば簡単に情報が漏洩してしまいますので注意が必要ですし,何も知らない理学療法士・作業療法士が業務中に撮影した写真をSNSにアップしたりなんかすればこれは大問題になりますので,やはり業務中のスマホ使用を禁止しているリハビリテーション部門は多いのではないでしょうか?
またWi-Fi接続が無ければ通信量は個人持ちとなりますので,業務に使用する情報を個人の通信料でというのもおかしな話な気がします.
今回は理学療法士・作業療法士はスマホを持ち歩いて仕事をしてもよいのかについて考えてみました.
時代の変遷とともに医療機関における業務中のスマホの使用についても少しずつ考え方は変わりそうな印象は持っておりますが,理想は業務用タブレットを配置するとか,病院貸し出しスマホは使用可能にするとかがよさそうですね.
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