理学療法士・作業療法士も学会発表や論文に学会抄録を引用するのは恥しいのでやめよう

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理学療法士・作業療法士も学会発表や論文に学会抄録を引用するのは恥しいのでやめよう

理学療法士・作業療法士界隈の学会でよく見かけるのが学会抄録の引用です.

場合によっては自分の学会発表の抄録を引用していたり…

これってとても恥ずかしいですよね…

論文で引用している理学療法士・作業療法士もいたりしますからこれは厳しいですよね.

今回は理学療法士・作業療法士も学会発表や論文に学会抄録を引用するのは恥しいのでやめようといったお話です.

person writing on white paper

 

 

 

 

 

 

学会抄録はエビデンスにならない

学会抄録をなぜ引用してはいけないのかといったお話ですが,学会抄録というのはエビデンスになりません.

学会って基本的に第3者の審査や査読がありませんので,多くの学会が演題登録すれば高い確率で採択されてしまうわけです.

これって怖くないですか?

研究として統制がとれているかどうかもわからないようなものが学会で発表され抄録として掲載されているわけです.

この誰の審査も受けていないような抄録を引用するのってやっぱりまずいですよね.

まずいというか引用することで発表者である自分自身の価値を下げてしまうことにもつながります.

学会抄録というのはエビデンスにはなり得ませんし,学会抄録にしかなっていないような内容というのは大げさな言い方を言うと無視してもよいと言えます.

学会発表抄録として公表されていたとしてもまだそれは研究として社会に公表されていないと考えても良いでしょう.

参考に目を通すことはあったとしてもそれを引用することはあってはならないわけです.

 

 

 

 

 

 

 

 

研究の詳細がわからない

そもそも学会発表や論文で研究を引用する場合には,引用する側としても論文の内容を把握する必要があります.

わけもわからず引用しませんよね?

ただ学会抄録の場合には引用するために研究の内容を把握しようとしても,800字とか1200字と非常に文字数が限られておりますので,詳細な内容を把握することができないんですよね.

詳細な内容が把握できないわけですからやっぱり引用するのは危険ですよね.

もしかしたら自分が思った内容と異なるものかもしれません.

 

 

 

 

 

 

 

 

所属施設内の勉強会ならOK?

所属施設内での勉強会くらいならOKと思うかもしれませんが,これも基本的にはNGですね.

上述したようにどういった内容かもわからない研究を引用するのは聴講者にも失礼になりますし,そもそも引用する抄録内容を誤って解釈して発表してしまうと,抄録を引用された理学療法士・作業療法士が迷惑を被る可能性があります

そのため学会抄録の引用は所属施設内の勉強会でも極力行わない方がいいと思います.

仮にどうしても引用する場合には,論文ではないことを一言添えておく必要があるでしょうね.

 

 

 

 

 

 

 

 

なぜ学会抄録を引用してしまうのか?

ではなぜエビデンスにもならない学会抄録を引用してしまうのでしょうか?

医学中央雑誌やメディカルオンラインというの文献検索サイトでヒットするというのが一番かもしれませんね.

自分に都合のよい学会抄録を見つけて,抄録だけど言いたいことが言えるから使っちゃおうといったパターンですね.

学会抄録の場合にはダウンロードできるものも多いですし,手軽に情報が入手しやすいのでついつい引用してしまうんですよね.

 

今回は理学療法士・作業療法士も学会発表や論文に学会抄録を引用するのは恥しいのでやめようといったお話でした.

繰り返しになりますが学会抄録はエビデンスになり得ません.

恥ずかしいので引用するのはやめましょうね.

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