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理学療法士・作業療法士がクライアントから連絡先を聞かれたら?
理学療法士・作業療法士が担当しているクライアントから退院時や転院時に連絡先を聞かれることってあると思います.
特に経験の少ない理学療法士・作業療法士がはクライアントから連絡先を聞かれて戸惑ってしまうことも多いと思います.
ただクライアントから連絡先を聞かれた際にどのように対応するのが正解なのでしょうか?
今回は理学療法士・作業療法士がクライアントから連絡先を聞かれたらどう対応すべきかについて考えてみたいと思います.
理学療法士・作業療法士がクライアントから連絡先を聞かれる
理学療法士・作業療法士がクライアントからきかれる情報としては,住所であったり,電話番号だったり,最近だとLINEなんかを聞かれることも多いと思います.
こういった場合にどう対応すればよいのでしょうか?
こんな世の中ですし,簡単に電話番号や住所を教えることでトラブルに巻き込まれる可能性も十分にあります.
かといってせっかく信頼関係を気づいたクライアントとの関係性が崩れてしまうのは悲しいですよね.
非常に悩ましいところです.
男性高齢者には特に注意
基本的な対応としては個人の連絡先は教えないというのが正しい対応だと思います.
連絡先を教えることによるリスクが多いにあるということを認識しておく必要がありますし,特に女性理学療法士・作業療法士の場合には,クライアントがストーカー的な存在になってしまう場合もあります.
ただ断り方も重要です.
特に男性高齢者の場合には,連絡先を教えるのを断ることでクライアントが憤慨される場合も少なくありませんし,場合によってはリハビリテーションに取り組めなくなってしまうことすらあります.
最悪,担当を変更されるなんてこともあるわけです.
いかに男性高齢者のプライドを傷つけることなくうまく断るかが重要です.
施設の連絡先を教えるといった対応が基本的な対応
基本的には施設の連絡先を教えるといった対応が基本的な対応です.
合わせて施設の電話番号や住所の入った名刺なんかを手渡すのも良いでしょう.
間違っても個人の住所やアドレスが含まれたものは手渡さないようにしましょう.
丁寧にやんわりとお断りするのって,なかなか難しかったりしますが,個人の連絡先を教えるというのはNGです.
代わりに笑顔で病院や施設の電話番号をお伝えするのが基本的な対応でしょう.
この際に失礼のないように,クライアントのプライドを傷つけないようにお断りするのってかなり技術がいります,
病院の連絡先の入った名刺を手渡すのは何か特別感があってクライアントも悪い気はしないようで名刺を手渡してごまかすという方法はお勧めです.
病院や施設に連絡をいただければいつでもお話できることを伝える
クライアントが連絡先を聞いてくる場合ってやっぱり退院後の生活に不安があったり,退院後も理学療法士・作業療法士と何らかのつながりを持っておきたいといったケースが多いと思います.
そこで重要なのが名刺をお渡しすると同時に病院や施設に連絡をいただければいつでもお話できることを伝えることが重要です.
丁寧にいつでもお話をうかがしますよといったことを伝えれば,クライアントの不安も解消され,クライアントが憤慨されることも少なくなります.
今回は理学療法士・作業療法士がクライアントから連絡先を聞かれたらどう対応すべきかについて考えてみました.
非常に難しい対応ですが自分を守りつつ,クライアントのプライドを傷つけないような対応ができるとりそうですね.
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