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いい加減に日本理学療法士協会発行雑誌「理学療法学」は完全電子化でいいのでは?
日本理学療法士協会に所属している理学療法士であれば,年に6回日本理学療法士協会から「理学療法学」といった雑誌が送付されてくると思います.
この「理学療法学」といった雑誌は日本理学療法士協会が協会費を使って発刊している雑誌で,非常に歴史のある雑誌の1つです.
ただ会員数がこれだけ増えて,全会員にこの雑誌を郵送するのってお金の無駄遣いじゃないですかね?
今回はいい加減に日本理学療法士協会発行雑誌「理学療法学」は電子化でいいのではないかといったお話です.
理学療法学は開封せずにゴミ箱へポイ?
さて日本理学療法士協会に所属する理学療法士のうち「理学療法学」を呼んでいる理学療法士がどのくらいいるのでしょうか?
非常に残念な話ですが,理学療法学は開封せずにゴミ箱へポイなんて理学療法士も少なくないのではないでしょうか?
協会費が高いと言いながら自らが学ぶ機会を放棄しているとしか言わざるを得ません.
原著論文が主体の雑誌ではありますが,最近は総説論文も増えておりますので,参考になる論文も非常に多いと思うんですよね.
原著論文についても昔から日本の雑誌の中では最も査読の厳しい雑誌として挙げらている(最近は少し質が下がっているといった噂も…)雑誌ですので,抄読すれば新しい知見を得る上では有用だと思いますが,実際には開封すらしていない理学療法士も少なくないのではないでしょうか?
協会費の無駄遣い?
第49回総会で発表された決算資料によると昨年度の通信運搬費は75,841,492円,印刷製本費は80,608,456円となっております.
もちろんこれは理学療法学の発行および送付だけにかかった費用ではありません.
ただ12万人を超える会員に年6回発送していることを考えれば,理学療法学発送による通信運搬費や印刷製本費がかなりの割合を占めているものと考えられます.
これって協会費の無駄遣いだと思いませんか?
時代の時代ですのでさすがにそろそろ電子化でいいのではないでしょうか?
J-stageへ電子化された論文が掲載される
現状でも理学療法学の論文というのはJ-stageを通じて無料でPDFファイル形式で論文内容を閲覧することが可能です.
見たい理学療法士は定期的に見るでしょうし,興味のない理学療法士は見ないのでしょうから電子化で良くないですか?
冊子で配布したとしても興味のない理学療法士は見ないと思いますし,電子化しても興味のある理学療法士は自ら情報を取りに行くわけです.
それならいっそのこと電子化でいいでしょう.
会員としても毎年6冊も送付されてくる雑誌を補完するのも大変ですし,資源(紙)の無駄遣いですよね.
電子化して削減できた通信運搬費や印刷製本費をもっとほかの事業に充てていただきたいです.
最近は学会抄録でさえも電子化されてますからね…
希望者に配布
希望者に配布するというのも良いと思います.
希望する理学療法士には郵送するが,希望しない理学療法士には郵送しないといったシステムです.
パソコン上じゃ読まないよなんて言っているベテラン理学療法士も少なからずいるようですが,希望者配布とすれば少しは無駄な通信運搬費や印刷製本費削減できます.
書籍化の利権に関わる?
理学療法学を電子化できない1つの問題として書籍化の利権というのが考えられますが,この問題も先の希望者には配布するという形式にすればクリアできると思います.
今回はいい加減に日本理学療法士協会発行雑誌「理学療法学」は電子化でいいのではないかといったお話でした.
何年も前から多くの理学療法士がそろそろ電子化をと訴えてきましたが,いまだに郵送されてくるのはなぜなのか非常に気になりますが,何か印刷会社との間に癒着でもあるんじゃないかと疑っちゃいますよね…
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