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日本理学療法士協会のミスで専門理学療法士資格の更新ができなかった理学療法士がけっこう多いのでは?
先日もお伝えいたしましたが,昨年度末に専門理学療法士の更新申請者の合格率が発表されております.
この専門理学療法士更新申請者の合格率が非常に低かったわけですが,私の知人からの連絡でその一因が協会のシステムミスであることが明らかとなりました.
今回は日本理学療法士協会のミスで専門理学療法士資格の更新ができなかった理学療法士がけっこう多いのではないかといった話です.
専門理学療法士更新申請者の合格率
まず今回の更新申請者は申請者数208名に対して合格者数は156名にとどまりました.
合格率にすると75%です.
ただポイントをためて申請するだけなのに,なぜ合格率75%といった低い結果になったのが不思議でした.
専門・認定理学療法士制度というのは制度がコロコロ変わりますし,どのポイントが必要かというのが非常にわかりにくいのです.
そのため規定と異なるポイントで申請をしてしまったり,既に使用しているポイントを使って申請をしてしまったりといったケアレスミスで合格率が低くなった可能性や今回から更新申請はWEB申請となりましたので,コンピューター上での作業がケアレスミスを生む要因になったものと考えておりました.
しかしながら協会側のシステムが原因で不合格になった申請者がいることがわかったのです.
日本理学療法士協会からのメール
専門理学療法士更新申請に不合格となった私の知人は日本理学療法士協会に問い合わせを行ったようですが,その返答がこちらです.
お問い合わせありがとうございます。
日本理学療法士協会事務局でございます。
お問い合わせいただきました件につきまして、調査を行いましたところ、弊会システムが原因であることが判明いたしました。
心よりお詫び申し上げます。現在、原因の調査並びに再審査を行っておりますことをご報告申し上げます。
結果通知まで少々お時間をいただきたく存じます。
重ねてのお願いとなりますが、ご了承いただけますと幸いです。
つまり協会のミスで不合格になったというわけです.
専門理学療法士取得がどれだけ大変かを考えてほしい
日本理学療法士協会のミスで専門理学療法士が更新できないってあり得ませんよね.
もし問い合わせを行わず泣き寝入りしていたら不合格のままだったと考えると恐ろしいですよね.
専門理学療法士を取得するためには専門領域にマッチした原著論文を1本書いて,要件に当てはまるようなポイントを560ポイント取得してと,そのハードルは非常に高いのです.
にもかかわらず協会側のミスで専門理学療法士資格を剥奪されたらもう生涯学習に取り組もうなんて思いませんよね.
ばかばかしくてやってられないというのが本音でしょう.
そもそもたいしたインセンティブの無い資格ではありますが,今回の件をみると不合格であった場合にも協会へきちんと問い合わせをすることが重要でしょうね.
今回は日本理学療法士協会のミスで専門理学療法士資格の更新ができなかった理学療法士がけっこう多いのではないかといった話です.
ミスのあった個人には謝罪のメールと再審査の連絡がなされているようですが,これは個人レベルではなく協会のホームページできちんと公表すべき内容ですね.
更新料までとって今回の対応はいただけませんね.
該当される方は今一度日本理学療法士協会に問い合わせをしてみてください.
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