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理学療法士・作業療法士にも必須のタイピングスキル
最近は理学療法士・作業療法士の職場(病院・施設)でも電子カルテが導入されているところが増えております.
またリハビリテーション実施計画書や転院先へのサマリーの作成などの間接業務において文書を作成する機会は少なくありません.
パソコン作業が苦手な理学療法士・作業療法士にとっては,時間がかかりストレスな作業ですが,打ち込むスピードが向上すればその分作業効率がアップし便利なツールとなります.
今回は理学療法士・作業療法士も身につけておきたいタイピングスキルについて考えてみたいと思います.
最近の理学療法士・作業療法士の特徴
私が就職した15年以上前にはわれわれの世代というのはPCが得意な理学療法士・作業療法士が多く,職場でも非常に重宝されました.
PCスキルが特異なのは若者理学療法士・作業療法士の強みであり,先輩方よりも短時間で間接業務をこなすことができました.
しかしながら今の若い方はどうでしょうか?
スマホで何でもできる時代に変わり,PC操作がままならない若者理学療法士・作業療法士が増加しております.
ただ今のところ理学療法士・作業療法士が勤務する病院や施設では,スマホで仕事をするといったスタイルにはなっておりませんので,PCの操作スキルが必須となります.
まずは身につけたいブラインドタッチ
タイピングスキルを身につける上では,ブラインドタッチやタッチタイピングといったスキルを身につけることが重要です.
ブラインドタッチやタッチタイピングというのは,パソコンの文字入力をキーボードを確認すること無く入力する方法です.
手元を一切見ないままで打てるようになれば,ブラインドタッチやタッチタイピングをマスターしたといえます.
理学療法士・作業療法士がブラインドタッチやタッチタイピングを習得すれば,当然ながらタイピングが早くできるようになりますので,仕事の効率は格段に向上します.
手元を見ながらいちいち文字を打ち込んでいては時間がかかって仕方がありません.
また画面を見ながら作業することで誤字にすぐ気づくことができるといった点もブラインドタッチやタッチタイピングスキルを獲得するメリットです.
手元を見ながら入力していると,しばらく入力してから誤字を見つけてしまって,また入力しなおさなければいけなくなることもしばしばです.
あるいはミスに気づかないまま誤変換のままということもあり得るでしょう.
画面を確認しながらタイピングが行えれば,すぐにミスタイピングに気づけますので,作業スピードや正確性を高めることにつながります.
さらに集中力を保ちやすいといったメリットも挙げられます.
手元を見たり,画面を見たりしていると,視線移動が多くなりますので書きたい内容に集中することができなくなります.
文字を打つことに意識がいくと,考えることに対しての意識が薄くなるので,集中力を保って作業をするためにも理学療法士・作業療法士はブラインドタッチやタッチタイピングを身につける必要があります.
理学療法士・作業療法士のタイピングスキルを向上すれば,日々の記録業務や書類作成を短縮し,クライアントと接する時間を増やすことができます.
1人のカルテの打ち込みに5分かけていると,10人で50分です.
1人あたりのカルテ打ち込み時間を4分にできれば,10人で10分間時間を削減できるわけです.
たかが10分と思うかもしれませんが,1週間にすると約1時間,1カ月にすると4時間,1年にすると48時間ですからバカにできません.
今回は理学療法士・作業療法士も身につけておきたいタイピングスキルについて考えてみました.
いつも残業ばかりでなかなか早く帰宅できないといった方はまずはご自身のタイピングスキルを見直すことをお勧めします.
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