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子育てに必要な理学療法士・作業療法士の給与はいくらなの?
理学療法士・作業療法士の平均年齢は30歳強といったところですので,子育てをしながら働く理学療法士・作業療法士が多いと思います.
独身の頃は銀行にただただ給与が振り込まれて,お金に無関心であった方も,結婚して子育てが始まると,本当に自分の給料で子供を養っていけるのかと不安になる方も多いと思います.
でも理学療法士・作業療法士が結婚して子供を育てるには,毎月どれくらいのお金が必要なのでしょうか?
今回は子育てに必要な理学療法士・作業療法士の給与について考えてみたいと思います.
子供が大学進学するのに必要な養育費
一般的に1人の子供が大学へ進学するまでに必要な養育費(生活費)は,約1500万円といわれております.
これは学費等の教育費を含まない額ですので,最終的には私立大学か国公立大学化によっても異なりますが,学費も含めると養育費と合わせておおよそ2500~3000万円が必要といわれております.
理学療法士・作業療法士の平均的な年収は400万円ですが,果たしてこの理学療法士・作業療法士の400万円の安い年収から2500~3000万円を捻出することが可能なのでしょうか?
まずは平均的な生活費
まずは平均的な生活費を家族3人のとして計算します.
居住する地域や生活スタイル,ローンの有無によっても異なりますが,おおよそ3人の生活ですと20万円前後が必要です.
これに進学のお金や子供が一人暮らしする場合のお金が必要を考えると,毎月23~25万円が必要となります.
賞与を除いて考えると理学療法士・作業療法士の平均的な手取り額は25万円程度だと思いますので,手取り25万円で毎月23~25万円の出費ということになります.
これではほとんど貯蓄はできませんね…
理想的な貯蓄額も目安は収入の10~20%と言われております.
手取り20万円であれば毎月4万円,手取り25万円であれば毎月5万円は貯金するのが理想ということになります.
これはあくまで理想であって,先ほどの手取り額25万円のうち,生活費と学費等で23~25万円もとんでしまえばとても4~5万円貯蓄するというのは難しいわけです.
どのくらい給与があればよいのか?
上述した計算から考えると,手取りが30万円あれば,生活費と学費等で25万円かかっても,5万円は毎月貯金できることになります.
ということは子供を大学へ進学させるためには,手取り30万円は必要ということになります.
これはあくまで一馬力の家庭の話ですので,手取り30万円が難しいということになれば,共働きといった選択肢を選ぶこともできるわけです.
まとめますと家族3人での生活費は25万円×12か月で300万円,理想的な貯金額は5万円×12か月=60万円となりますので,合計360万円となります.
理学療法士の平均的な給与は400万円程度ですので,楽勝じゃんと思われた方もいらっしゃるかもしれませんが,これはあくまで手取りで360万円必要といった計算です.
したがって実際には年収で言うと430万円くらい必要な計算になります.
子供が1人増えたらいくらくらい必要なのか?
子供1人で430万円ということですが,子供が2人になったらどうでしょうか?
一般的には子供が1人増えると年間約50万円程度の消費が増えます.
つまり必要な年収は480万円程度になります.
これに加えて定期的に旅行をしたい等も含めると,子供を2人育てるには最低でも500万円の年収が必要ということになります.
共働きを選択するといった場合であれば,夫が400万円,妻が100万円稼いで扶養控除にあたる年間103万円以下の収入におさせることができれば,500万円もそんなに難しい話ではありませんね.
結論から言えば,安い安いと言われている理学療法士・作業療法士の給与ですが共働きであれば十分に子供を進学させられる給与ですし,一馬力であっても年収500万円を達成できれば,十分に子供を進学させられると考えられます.
理学療法士・作業療法士で年収500万円を超える求人はあるのか?
答えは探せばまだまだたくさんあります.
特に理学療法士・作業療法士としての経験年数が10年を超えてれば500万円の年収がある仕事を探すのはそんなに難しいことではないと思います.
ただ経験者の場合には,未公開求人も多いので一人の力で求人を探すのは容易ではありません.
そんな場合には求人サイトや転職エージェントを利用することをお勧めします.
求人サイトへの登録は無料ですので,年収が500万円を超える求人を探したい方はまずは登録して転職エージェントの方の話を聞いてみることをお勧めします.
ここでは私が過去に利用したことのある転職サイトをご紹介させていただきます.
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