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なぜ理学療法士・整体師は腕組みポーズが多いのか?
SNS等の写真をみると理学療法士や整体師に多いのが腕組みのポーズです.
これって皆さんどういった印象を受けるでしょうか?
クライアントからすれば安心感を得られるといったような良い見方をされる方もいらっしゃるかもしれませんが,なんか横柄で威圧感を与えるポーズにも思えます.
今回はなぜ理学療法士・整体師は腕組みポーズが多いのかについて考えてみたいと思います.
皆さんもついつい腕組みしていませんか?
理学療法士や整体師が意外にやってしまうのが「腕組み」です.
理学療法士や整体師でなくても,スポーツをやっている方は立っている時や待機している時などに腕組みをする人が多いかもしれません.
腕組みは頼もしさやたくましさを表すプラスの印象もあり,政治家やスポーツ選手のインタビュー写真などでも多く見かけます.
一方で,横柄で威圧感を与えることもありますし,心理学的には自己防御のポーズであり,「心を閉じて表には出さない」という拒絶を表すポーズでもあります.
キャラクターや状況にもよりますが,理学療法士や整体師としてどうすべきかということを考えた時,クライアントに対して頼もしさやたくましさをアピールする方法は他にもあるはずです.
結果をもってクライアントから信頼を得るというのが本質ではないかと思います.
ましてや横柄に見られる可能性もあるというデメリットを犯してまで腕組みをする必要はないはずです.
少なくとも理学療法士や整体師が対象とするクライアントは自分よりも高齢な方が多いわけですから,相手を敬うという観点から考えると不適切だと思います.
腕組みの心理
腕組みをするのにはいくつか心理学的にも理由があると言われております.
まず相手に対して壁を作っている場合です.
相手に怒っている時や,不満がある時,相手に対して警戒心がある時などに,無意識に腕組みをしてしまった経験をお持ちの方もいらっしゃると思います.
つまり腕組みポーズというのは,相手に対して「イライラしていますよ」「不信感がありますよ」ということを伝えていることにもなり,クライアントに対して腕組みをして話を聞くのは失礼にあたります.
次に腕組みをしている場合の心理状況として,考え事をしているといった場合があります.
迷っている時に,腕組みをしながら歩いたり,立ったまま考え事をしている場合もあるでしょう.
集中している場合に,腕を組むことで,自分のエリアを腕で作り,自分の思考に熱中しているわけです.
これも1人の時はともかく,クライアントと接している時に自分の思考に熱中するというのは不適切ですね.
最後に腕組みする心理としては,自分を良く見せたいといった心理が挙げられます.
自分を大きく見せたい,立派に見せたい,威張りたいといったような場合です.
SNS等で腕組みをしている方の多くは自分をよく見せたいといった心理から腕組みをされている方が多いのだと思います.
今回はなぜ理学療法士・整体師は腕組みポーズが多いのかについて考えてみました.
理学療法士・整体師が写真のポーズとしてこういった腕組みを行うことまでは否定しませんが,私も含めてあまり良い印象を持たない方の方が多いのではないかと思います.
こういった方に限ってSNSで治療自慢をされている方が多いのも実際です.
結果をもってクライアントから信頼を得るというのが本質ではないかと思いますので,少なくともクライアントと接する際に腕組みは控えたいですね.
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