理学療法士・作業療法士が看護師と円滑にコミュニケーションを取るには? 

働き方
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 PT・OTが看護師と円滑にコミュニケーションを取るには? 

理学療法士・作業療法士が仕事の中で連携を図る必要がある職種として看護師が挙げられます.

看護師に対して怖いとか相談しにくいとかいったような印象を持っておられる理学療法士・作業療法士の方々も少なくないのではないでしょうか?

ただクライアントに効果的なリハビリテーションを提供する上では,クライアントに関する情報収集・ADL変更・治療方針の相談等の様々な場面で看護師と関わり,協力して仕事を行うことが重要となります.

今回は看護師と円滑にコミュニケーションを取る方法について考えてみたいと思います.

 

 

 

 

 

 

 看護師はこわい? 

医療機関の看護師っていつもピリピリしている人が多いですよね.

特に急性期の看護師はクライアントの生死に関わる仕事をされておりますので,当然といえば当然なわけです.

ピリピリしていると聞きたいことも聞けないし,相談したいことも相談できないといったことも多いと思います.

また看護師はわれわれ理学療法士・作業療法士よりも目上の方が多く,そのために威圧されてしまうということも少なくないでしょう.

ただ理学療法士・作業療法士といったリハビリテーションの専門家として意見するところはしっかりと意見しなければいけませんし,クライアントのために看護師と熱い議論を交わすという必要もあるでしょう.

 

 

 

 

 

 

 社会人として頼られる 

看護師と円滑にコミュニケーションを図る上ではまず人として看護師と仲良くなることが重要です.

しかしながらただの仲良しで終わってしまっては意味がありません.

病院でのナースとの良好な関係≠仲良し友達ではありませんよね.

互いに社会人として,そして専門職として信頼関係を築き,協力して仕事を行えるようになること目標となります.

そのためにはまず社会人として専門職として看護師から頼られる存在になることが重要です.

まずは言葉遣いが重要です.

しっかりとした敬語を使うことで,あなたも社会人として頼られる存在人に近づけます.

またクライアントだけでなく看護師に対する配慮も大切です.

この理学療法士・作業療法士は気が利くなっと思われることを行うと信頼関係を築きやすくなります.

例えばクライアントをベッドから車椅子に移乗させる時に手伝いにいく,ナースがシーツを交換する時間とクライアントをリハビリ室へ連れていく時間を合わせるなどです.

ただやり過ぎてしまうと,ただのお手伝いさんになってしまいますので,注意が必要です.

さらにホウレンソウ(報告・連絡・相談)も重要です.

病棟の看護師さんには24時間クライアントの安全な生活を支える使命があります.

リハビリ中のちょっとした変化であっても情報として看護師に伝えると喜ばれます.

逆に適切な報告や連絡を行わないと,信頼関係を築くことは難しいでしょう.

相談もないままに一人で物事を進めていては,好き放題に仕事をしているイメージを持たれてしまいます.

ホウレンソウを通じてコミュニケーション機会が多くなれば,自然と看護師との関係性は良くなります.

一方でコミュニケーション頻度が低いほど関係性も悪くなってしまうわけです.

 

 

 

 

 

 

 専門家として自身の地位を確立することが重要 

上述したようにただの仲良し,ただの便利屋さんで終わってはいけません.

あくまで理学療法士・作業療法士の視点で,クライアントの情報を分かりやすく伝えられるかどうかが重要です.

例えば看護師からよく聞かれるのが,クライアントをどうすれば楽に移乗介助できるかといったような介助方法に関する内容です.

こういった頼られた時にしっかりと結果を出せれば,看護師の信頼を得られるチャンスです.

専門用語を使うこと無く,どうすれば力の無い女性でも簡単に移乗介助が行えるかをきちんと伝えることができますか?

理学療法士・作業療法士にとっては当たり前でも看護師が知らないことも多くあります.

看護師が知らないことを分かりやすく伝えることが出来れば,看護師から頼りたい,相談したいと思ってもらえる理学療法士・作業療法士になれるはずです.

理学療法士・作業療法士もまた,特に医療的な部分で看護師を専門家として頼ることができれば,お互いに相談出来る関係性を構築できるはずです.

 

 

 

 

今回は看護師と円滑にコミュニケーションを取る方法について考えてみました.

看護師と円滑にコミュニケーションを図ることができれば,理学療法士・作業療法士が働きやすくなることは言うまでもありませんが,最終的にはクライアントに還元されるはずです.

皆様も看護師とのコミュニケーションを考える良い機会になればうれしいです.

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