有休休暇ってどのくらい取得していますか?

投稿者: | 2018年11月4日

有給休暇の取得率に関しては職場間でかなり格差があると思いますが,皆様は年に何日くらい有給休暇を取得されておりますでしょうか?

私自身は,ここ数年は月1ペースで休暇を取得して,おおよそ10日前後は年に有給休暇を取得するようにしております.

有給休暇って年度内に取得しなければ無くなってしまうだけですので,できるだけ取得したいわけですが,担当制で業務を行っている職場ではなかなか取得が難しいところもあります.

職場によっては20日前後消化しているといった職場もあれば,体調を崩した時にしか取得できないといったような職場もあります.今回は理学療法士の有給休暇の取得について考えてみたいと思います.

 

 

 日本理学療法士協会のデータによると 

 

日本理学療法士協会のデータによると有給休暇の取得は,約4割が年間5日未満約6割が年間10日未満となっており,かなり有給消化率が低いといった印象です.

一方で職場によっては年に25日以上の有給休暇を取得している施設もあるようで,これに関しては羨ましいと思うとともに,どうすれば有給休暇の取得率が上がるのかをお聞きしたいくらいですが,養成校なんかは学生の長期休暇に合わせて教員も長期の休暇を取得することが多いと聞きますし,おそらく臨床で勤務する理学療法士で年間25日以上の有給休暇を取得している方は少ないのではないでしょうか.

 

 有給休暇とは? 

そもそも有給休暇って何でしょうか?有給休暇というのは,正式には「年次有給休暇」とよばれるもので,会社で一定期間勤続した労働者に与えられる休暇のことを指します.

有給休暇には理学療法士が心身の疲れを癒し生活にゆとりを持てるようにするという目的があるのを皆さんはご存知でしょうか?

有給休暇というのは法律で定められているものです.理学療法士は以下に記す2つの条件を満たすことで有給休暇が付与されます。

  • 雇用日から6ヶ月が経過している
  • 勤務期間の8割以上を出勤している

以上の条件を満たした人には,有給休暇が与えられるわけです.

したがって理学療法士が転職後に有給休暇を取ることができるのは,入職または転職後6ヶ月後ということになります.

6カ月以降は,1年が経過するごとに法律・就業規則で決められた日数の有給休暇が付与されます.常勤理学療法士の場合には勤続期間に応じて有給休暇数が決まりますが,一般的には6ヶ月で10日,1年6ヶ月で11日,2年6ヶ月で12日,3年6ヶ月で14日,4年6ヶ月で16日,5年6ヶ月で18日,6年6ヶ月以上で20日となります.

 

 

 なぜ理学療法士・作業療法士は有給休暇が取得しにくいのか? 

基本的に理学療法士・作業療法士は出来高払いですので,休暇を取得すれば,その分病院や施設に入る収入というのは少なくなります.したがって有給休暇の取得をよく思わない上司が多いと思います.

また理学療法士を含めて医療職というのは特に労働者の権利について疎いところがありますので,平均的にみても一般企業よりは有給取得が低いわけです.

われわれ医療職というのは日々の仕事を前日に終わらせたり,翌日に回したりということができにくいわけです.

事務職であれば長期休暇分の事務作業を事前に行っておこうとか,休暇の翌日に頑張ってこなすなどといった対応も可能なわけですが,われわれの仕事というのはそういった対応は難しいわけです.

昨日は有給休暇を取得したので,その分今日のAさんの理学療法時間を2倍にしようなんてわけにはいかないわけです.

 

また担当制で診療を行っているというのもわれわれ理学療法士が,有給休暇を取得しにくい理由の1つです.

有給休暇を取得すれば担当しているクライアントからは避難の声を浴びることもありますし,代理担当者へ休暇を取得した際のリハビリを依頼したとしても,「代理の方はちょっと…」なんて意見も少なくないわけです.

複数の理学療法士で1人のクライアントを担当しているような場合には,比較的休暇を取得しやすい印象があります.特に365日体制で勤務しているような場合には,複数の理学療法士が普段から関わっていることが多いと思いますので,こういった運用であればクライアントに遠慮すること無く有給休暇を取得できるかもしれません.

 

 

 有給休暇の消化率が高い職場に選択すべき理由  

理学療法士が有給休暇を取得する利点としては,まず余裕を持って理学療法士の仕事ができるといった点が挙げられます.

有給消化率の低い職場って,基本的に忙しいところが多いと思います.

勤務時間内はできる限りの仕事量をこなすのは組織人として当然はありますが,あまりにも余裕のない職場では理学療法の業務を集中して行うことができないと思います.

 

また職場を退職して転職する際には,多くの場合に引越しや転職先の研修,必要品の準備などで時間に追われることになります.通常は余った有給休暇を活用して余裕を持って転職活動をするわけですが,有給休暇の消化率の悪い職場では退職前に余った有給休暇すら消化させてもらえないこともあります.

 

さらに理学療法士は休みの日を使ってさまざまな研修会に参加します.

研修会によっては数日の研修という場合も少なくないでしょう.そうなると公休だけでは足りないため,有給を利用して勉強会に参加することになります.

希望する研修会に参加するためにも,有給休暇が取得できれば自己研鑽しやすいわけです.

 

 

 理学療法士が有給消化率の高い求人を見つける方法 

このように就職や転職においても有給休暇を取得しやすい職場かどうかというのは,職場を選択する上で重要なポイントの1つになると思います.

しかしながら理学療法士が目にする求人情報は有給消化率について記載がない場合がほとんどです.

もっとも有効な有給消化率を知る方法としては,実際に働いている人に話を聞くことですが,知り合いがいなければそういった話を耳にすることも難しいわけです.

そういった場合に有効なのが,人材バンクへ登録してエージェントの方に有給消化率に関する情報を得てもらうといった方法です.

なかなか見学の時に有給取得率なんて自分からは聞けませんよね.エージェントの方を通じてこういった情報を得てもらえるので,有休消化や残業時間などが気になる方はこういったサイトに登録しておいて,情報を得た上で,転職を考えることをお勧めします.

 

ここでは2つの人材バンクをご紹介いたします.

 

 PTOT人材バンク 



ここは非常に求人数も多く,希望する転職先の情報を細かく登録できるのでお勧めです.私自身も転職時にはこういった人材バンクに登録をしておりましたが,エージェントの方が自分に合った新しい職場に関する情報を提供してくださいます.また施設見学や面談の日取りのスケジュール調整までしてくださるのでとても便利です.なかなか見学の時に有給取得率なんて自分からは聞けませんよね.エージェントの方を通じてこういった情報を得てもらえるので,有休消化や残業時間などが気になる方はこういったサイトに登録しておいて,情報を得た上で,転職を考えることをお勧めします.

 

 マイナビ 



マイナビは転職サイトの大手ですので知らない方はいらっしゃらないかもしれませんが,理学療法士の求人数も5000件を超えているマンモス人材バンクです.転職を考えておられるのであれば,ここは確実に押さえておきたいですね.

 

 

今回は理学療法士の有給休暇について考えてみました.

最近よく思うことですが,自分自身が健康で幸せでなければ良いサービスというのは提供できないと思います.定期的に有給休暇を取得して,自身の健康を保つのもわれわれの重要な使命だと思います.

そのためにも有給休暇をきちんと取得できる職場で働きたいものです.就職・転職を考えられている方は必ずこのあたりの情報をおさえておきましょう.

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