皆さんは今の仕事に満足していますか?

投稿者: | 2018年10月26日

いきなりですが,おそらく私の記事を見てくださっている方々というのは職務満足度が高い方が多いのではないかと勝手に思っております.

というのも仕事に興味がなければ,私の記事を定期的に閲覧するということもないと思いますし,そういった意味からすればこの記事を見てくださっている理学療法士の方々というのは職務満足度の平均値も高く,誇りを持って仕事をされている方が多いのではないかと考えております.

話が最初から飛んでしまいましたね…以前の記事でもご紹介いたしましたが,理学療法士の離職率はおおよそ10~20%程度です.

極端に高いわけではありませんが,決して低い数字でもありません.管理者からすれば経験者の離職は大きな痛手となりますので,可能な限り離職を減らしたいわけですが,離職に関連する要因として満足度が挙げられます.

今回は理学療法士の職務満足度について考えてみたいと思います.

 

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 協会の調査による理学療法士のやりがい 

日本理学療法士協会が仕事に対するやりがいや理学療法士を続けたいについて調査をしております.

 

 

協会員の仕事に対するやりがいについてやりがいがあるかといった設問に対して8割以上の理学療法士が,やりがいがあると思うと回答しており,やりがいが無いと回答したのは5%未満となっており,これは他の職業から考えても非常にやりがいのある仕事であると感じて仕事をしている理学療法士が多いことになります.

そもそも医療職における職務満足度は比較的高いことが報告されており,看護師・社会福祉士を対象にした報告でも70%以上が満足していると回答しております.でもやりがい=満足度ではないですよね?

やりがいはあるけど給与が低いので…なんていう悩みは多くの理学療法士が抱える悩みの1つではないでしょうか.

 

理学療法士を続けたいかといった質問に対しては,4分の3が続けたいと思うと回答している一方で,4分の1がどちらでもないまたは続けたくないと回答しているわけです.つまりやりがいはあるけど続けたいとは思えないと感じて仕事をしている理学療法士がけっこう多いということになります.

 

 理学療法士の仕事の満足度を低下させる要因は? 

職務満足度というは組織のメンバーが自己の職務および職場環境に対して抱く満足感のことを指します.

職務満足度の低下は,労働意欲を低下させるだけでなく,離転職の増加に関与することが示唆されております.

理学療法士の職務満足度の現状や関連する因子を明らかにした報告がいくつか散見されますが,職務満足度に影響する因子としては,仕事の達成感,仕事の承認や適性,仕事のやりがいや面白さ,仕事を通しての成長感,昇進などが挙げられます.

また職務への不満足感と関連する要因としては,仕事の量や質などの労働条件,福利厚生などの労働環境,職場での人間関係,給与,会社の方針などが挙げられるとされております.

 

 理学療法士の転職は多い? 

 

 

日本理学療法士協会の調査によると2015年のデータで約半数の方が転職を経験していると回答しております.

看護師の転職経験率は6~7割程度とされておりますので,それから比べれば低い結果ではありますが,半数が転職というのは一般企業に勤務する社会人からすれば非常に高い割合であります.

これはやはり資格職特有のものだと思われます.

 

 理学療法士の転職の理由は? 

この中でどういった理由で離職したかといったデータも示されておりますが,最も多いのは「今の職場を紹介された」,次いで「職場に魅力がない」,「地元に戻るため」,「職場の人間関係」,「給与が安い」,「精神的にきつい」といった理由が並びます.

他の調査でも離転職意図を高める要因として,業務量が多いこと,対人ストレスが大きいこと,同僚や上司からのサポートが少ないこと,裁量度が低いことなどの労働環境から生じる職務満足度の低下が挙げられております.

また給料や福利厚生などの職員の待遇,パート勤務などの雇用形態などの勤務体制への不満もまた離転職意図に関連すると報告されております.

 

 理学療法士の転職を効率的に進めるには?  

以前にもご紹介しましたが新しい職場を探す場合には,給与体系や福利厚生,保険のことなどの情報を得ることが重要となります.

ただこのあたりの情報って求人サイトやホームページだけ情報では限界があります.

そもそも通所や訪問リハビリテーション事業所なんていうのはホームページすら開設していないところも多いので,医療機関などと違って情報が入りにくいといったところもあります.こういった場合には,人材バンクを活用する方法をお勧めします.実際に就職活動をしてみるとわかることですが,聞きたいけど直接は聞けないことってありますよね.

給与体系にしても人間関係のこと,残業はどれくらいあるかとか聞きたいことはたくさんあると思いますが,なかなかこういった情報って聞けなかったりします.

性格的にがつがつ自分の思ったことを聞ける日本人は少ないですからね.人材バンクに登録すればこのあたりの情報を自分の代わりにエージェントの方が聞いてくださいます

 

私が過去に使った人材バンクとしてはPTOT人材バンクがお勧めです

 PTOT人材バンク 

この人材バンクは理学療法士・作業療法士・言語聴覚士に特化した転職支援サービスです.

全国の求人が掲載されておりますので,居住地域を問わず求人情報を閲覧できます.また勤務先も総合病院やリハビリテーション病院,精神病院,スポーツ整形などの一般的なものから通所,訪問リハビリテーションまで求人情報を幅広く扱っています.

ここの素晴らしいのは,リハビリ職を経験した専門のエージェント転職のサポートをしてくれますので,自分に合った求人情報を見つけることができます.さらに履歴書や職務経歴書の書き方のアドバイスや面接対策なども行ってくださいますので,これなら仕事をしながらの転職活動も可能なわけです.

 

またマイナビもお勧めです.

 マイナビ 

マイナビは転職サイトの大手ですので知らない方はいらっしゃらないかもしれませんが,理学療法士の求人数も5000件を超えているマンモス人材バンクです.

もちろん訪問リハビリテーション事業所の求人も多いです.転職を考えておられるのであれば,ここは確実に押さえておきたいですね.

なかなか自分に合ったところが見つからないという方は複数の会社に登録するのもお勧めです.

 

リハビリテーション管理・運営実践ガイドブック [ 金谷さとみ ]

 

 理学療法士の仕事のやりがい・満足度 

今回は理学療法士の仕事に対する満足度について考えてみました.

やりがい=満足度ではありませんし,金銭的報酬=満足度でもありません.人によって職場に何を求めるのかというのはそれぞれだと思いますが,満足できる職場への転職を考えられる方は,人材バンクで求める条件を提示した上で新しい職場を探すのも有効だと思います.

 

参考文献
1)鈴木哲, 他: 理学療法士における職務満足度に関連する因子の検討.理学療法科学 31(3): 413-418, 2016.

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