介護予防 起立・着座パワーが膝伸展筋力よりも歩行と関連 今回は起立・着座を使用した起立・着座パワーと膝関節伸展筋力のどちらが歩行との関連性が強いのかを考えるうえで参考になる論文ご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると等尺性膝関節伸展筋力よりも起立・着座パワーの方が歩行との関連性が強いということになります. 当たり前といえば当たり前の結果ですが,評価を行ううえでは頭に入れておきたい結果ですね. 2024.10.31 介護予防
人工膝関節全置換術 足趾把持力がTKA後の転倒と関連? 今回は人工膝関節全置換術(TKA)後の転倒に関連する要因を考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると人工膝関節全置換術(TKA)後の転倒を予防する為には足趾把持力の評価および足趾把持力を強化するための介入が重要になりそうですね. 2024.10.30 人工膝関節全置換術
大腿骨近位部骨折 認知症のある大腿骨近位部骨折例にこそ集中的な早期リハビリテーションが必要? 今回は認知症のある大腿骨近位部骨折例にこそ集中的な早期リハビリテーションが必要なのかどうかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると認知症のある大腿骨近位部骨折例にこそ集中的な早期リハビリテーションが必要ということになりますね. 認知症例をリハビリテーションの対象外と考えるのではなく,認知症例こそ積極的な関わりが必要である可能性がありますね. 2024.10.29 大腿骨近位部骨折
人工股関節全置換術 人工股関節全置換術(THA)例の大腿四頭筋の筋質が術後アウトカムと関連? 今回は人工股関節全置換術(THA)例の大腿四頭筋の筋質と術後アウトカムとの関連性を検討した研究論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると人工股関節全置換術例においても大腿四頭筋の筋量のみならず筋質に着目した介入が必要になりそうですね. 2024.10.28 人工股関節全置換術
変形性膝関節症 変形性膝関節症例に有効な筋力トレーニングの方法は? 今回は変形性膝関節症例に有効な筋力トレーニングの方法を考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると筋の収縮様式によっても得られる効果にかなり差がありそうですね. どういった目的でトレーニングを行うのかを考慮した上でトレーニングを行う必要があるでしょうね. 2024.10.27 変形性膝関節症
人工股関節全置換術 前方アプローチによるTHAはすべての面で後方アプローチより有利なわけではない? 今回は前方アプローチによるTHAはすべての面で後方アプローチより有利なわけではないことを示唆する研究論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると前方アプローチは術後早期の経過は良好なものの合併症発生率が高いといった結果ですね. 前方アプローチが万能というわけでもないということを肝に銘じておく必要がありますね. 2024.10.26 人工股関節全置換術
運動療法・物理療法 ウォーキング単独介入は身体機能やQOL改善に有効? 今回はウォーキング単独介入が身体機能やQOL改善に有効なのかどうかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えるとウォーキングのみの介入は持久力の改善とQOLの改善に有効ということになりますね. こういった結果はウォーキング指導を行ううえでも心強いですね. 2024.10.25 運動療法・物理療法
足関節周囲外傷 足関節果部骨折後の早期荷重は可能なのか?SR論文紹介 今回は足関節果部骨折後の早期荷重は可能なのかを検討したSR論文をご紹介させていただきました. 非常に興味深い結果ですね. こういった結果を見ても早期荷重が合併症の発生率を高くすることはなさそうですね. 今後足関節果部骨折後の症例では早期荷重が一般的になる可能性がありますね. 2024.10.24 足関節周囲外傷
脳卒中 脳卒中症例に対称性の高い歩行を求めるとどうなるか? 今回は脳卒中症例に対称性の高い歩行を求めるとどうなるかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると非対称性を減らすことで動的バランスが低下してしまう可能性がありますね. こういった結果を鑑みると全例に左右対称性を求めるのではなく,対象者の機能に合わせて左右非対称性を減らすべきかどうかを熟考する必要がありますね. 2024.10.23 脳卒中
運動療法・物理療法 ICUでの介入はエルゴより離床が先 今回はICUにおける運動療法を考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今期亜の結果から考えると臥位でのエルゴメーター駆動を追加してもあまり大きな効果は得られないといった結果ですね. やはり早期から離床を図ることが最も重要であることが示唆される結果だと思います. 2024.10.22 運動療法・物理療法
変形性膝関節症 変形性膝関節症例に対してアロママッサージは有効? 今回は変形性膝関節症例に対してアロママッサージは有効なのかどうかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. これは興味深い結果ですね. 今回の結果から考えると変形性膝関節症例に対するベルガモット精油を用いたアロママッサージは機能改善に有効な可能性がありますね. 2024.10.21 変形性膝関節症
変形性膝関節症 膝蓋下脂肪体の切除で変形性膝関節症の疼痛が改善? 今回は膝蓋下脂肪体の切除で変形性膝関節症の疼痛が改善するかどうかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると膝蓋下脂肪体を切除することで変形性膝関節症例の疼痛が改善する可能性がありますね. こういった結果を見ると膝蓋下脂肪体が変形性膝関節症の疼痛の原因になっていることが多いことが良く分かりますね. 2024.10.20 変形性膝関節症
人工股関節全置換術 TKA・THA後のPROMSはいつまで改善する? 今回はTKA・THA後のPROMSはいつまで改善するものなのかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えるとTKA・THA後のPROMSは術後1年までは改善するということですね. 本邦では標準的な疾患別リハビリテーション料の算定上限日数が150日とされておりますが,1年までは改善の余地があるということですね. 2024.10.19 人工股関節全置換術
介護予防 フレイルと骨粗鬆症を合併すると骨折リスクがさらに上昇する? 今回はフレイルと骨粗鬆症を合併すると骨折リスクがさらに上昇するのかどうかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えるとフレイルと骨粗鬆症を合併すると骨折リスクが高くなるということですね. 当然と言えば当然の結果ですが,フレイル,骨密度の双方を評価する必要がありそうですね. 2024.10.18 介護予防
大腿骨近位部骨折 大腿骨近位部骨折例の中殿筋・小殿筋の質が認知機能障害リスクと関連 今回は大腿骨近位部骨折例の中殿筋・小殿筋の質が認知機能障害リスクと関連する可能性を示唆する研究論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると中殿筋・小殿筋の質が認知機能障害と関連するということになりますね. 筋の質というのは歩行獲得のみならず高齢者の認知症予防を考えるうえでもその改善が重要となりそうですね. 2024.10.17 大腿骨近位部骨折
変形性膝関節症 変形性膝関節症に対しては水中運動と陸上運動とどちらが効果的? 今回は変形性膝関節症に対しては水中運動と陸上運動とどちらが効果的なのかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると水中運動は陸上運動に比較して効果的ということになりますね. 2024.10.16 変形性膝関節症
大腿骨近位部骨折 大腿骨近位部骨折後の歩行速度はどのくらいが普通? 今回は大腿骨近位部骨折後の歩行速度はどのくらいが普通かを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 詳細な内容はフルテキストを確認する必要がありますが,術後1-2週では0.20m/sec,術後3-6週では0.40m/sec,術後12-24州では0.70m/secというのが一つの目標になりそうですね. 今回の結果から考えると大腿骨近位部骨折の歩行評価は歩行時間で評価されたものがほとんどであると考えられますね. 本邦でも移動能力に関するアウトカムの標準化が必要でしょうね. 2024.10.15 大腿骨近位部骨折
脳卒中 膝関節屈曲角度何度未満がStiff knee gait? 今回は膝関節屈曲角度何度未満がStiff knee gaitなのかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると,Stiff knee gaitの基準としては遊脚期の膝関節屈曲のピークが50°未満であることと,つま先離地から膝関節屈曲のピークまでの膝関節のROMが12°未満であることといった点が基準になりそうですね. 人工膝関節全置換術例においてもこのような定義がきちんとなされるとよいですね. 2024.10.14 脳卒中
介護予防 筋肉量を判断する上腕周囲長のカットオフ値は? 今回は筋肉量を判断する上腕周囲長のカットオフ値を考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると上腕周囲長のカットオフ値としては男性27cm,女性25cmというのが1つの基準になりそうですね. 臨床上も役に立つ研究結果だと思います. 2024.10.13 介護予防
人工股関節全置換術 何年経てばTHA後の筋力の左右差は消失するのか? 今回は何年経てばTHA後の筋力の左右差は消失するのかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると術後8年が経過してもTHA後の筋力の左右差は残存しているといった結果ですね. これは驚くべき結果ですが,こう考えると術後の理学療法・作業療法の中で非対称性を改善することに着眼したプログラムの重要性が示唆されますね. 2024.10.12 人工股関節全置換術
肩関節 肩腱板断裂症例の睡眠障害 今回は肩腱板断裂症例の睡眠障害を考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. これは興味深い結果ですね. 夜間の睡眠障害に関して理学療法士・作業療法士が関われるとすればポジショニングというところになると思いますが,睡眠障害についてはクライアントにとっても大きな問題ですので関節内圧が軽減できるポジショニングの指導は必須になりそうですね. 2024.10.11 肩関節
変形性膝関節症 変形性膝関節症に対する鏡視下手術は本当にTKAリスクを軽減させる? 今回は変形性膝関節症に対する鏡視下手術は本当にTKAリスクを軽減させるのかどうかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると変形性膝関節症例に対して鏡視下手術を行ってもTKAリスクを軽減できるわけではなさそうですね. 一時的な除痛や機能改善にはつながるものの長期的に考えると鏡視下手術を行うことでTKAを回避できるわけではなさそうです. 2024.10.10 変形性膝関節症
人工膝関節全置換術 TKA例に対するフォームローラーの効果は? 今回はTKA例に対するフォームローラーの効果を考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. この研究では対照群が設定されておりませんので,フォームローラーの効果なのか自然経過による改善なのかが分かりませんね. こういった介入研究は理学療法のエビデンスを構築するうえでも重要だと思いますので,今後は無作為化比較試験等の対象群を設定した研究デザインでの検討が俟たれるところです. 2024.10.09 人工膝関節全置換術
脊椎圧迫骨折 椎体骨折例の歩行自立に関するClinical Prediction Rule 今回は椎体骨折例の歩行自立に関するClinical Prediction Ruleをご紹介させていただきます. 今回の結果から考えると脊椎椎体骨折症例の歩行自立を予測するためには認知機能とBBSの評価が必要ということになりますね. BBSは評価項目が多く,煩雑ではありますがこういった結果を見ると評価を行う価値があるかもしれません. 2024.10.08 脊椎圧迫骨折
脳卒中 脳卒中症例に対する起立・着座運動が排尿自立,失禁改善に有効? 今回は脳卒中症例に対する起立・着座運動が排尿自立,失禁改善にも有効なのかどうかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると起立・着座運動は排尿自立,失禁改善にも有効ということになりますね. たかが起立・着座運動ですが簡単に導入できますし,その効果が大きいので導入する価値は高そうですね. 2024.10.07 脳卒中
運動療法・物理療法 リクライニング車椅子座位時のリクライニング角度はどのくらいで褥瘡を予防できる? 今回はリクライニング車椅子座位時のリクライニング角度はどのくらいで褥瘡を予防できるのかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えるとリクライニング角度20°とチルトインスペース角度10°の組み合わせが褥瘡予防には役立ちそうですね. いずれにしてもこまめに角度を変化させることも重要でしょうね. 2024.10.06 運動療法・物理療法
脳卒中 脳卒中後の疼痛の予後を決めるのは痛みの質 今回は脳卒中後の疼痛の予後を考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えるとクラスター1(冷感誘発痛としびれ),クラスター2(しびれのみ),クラスター3(圧覚誘発痛),クラスター4(圧迫感を伴う深部筋痛)と疼痛に質によって4つのグループに分類することで疼痛の予後を考えやすくなるということですね. 脳卒中症例においても疼痛の量的評価のみならず質的評価が必須になりそうですね. 2024.10.05 脳卒中
人工膝関節全置換術 TKAにおける皮切長が術後の感覚障害と関連する? 今回はTKAにおける皮切長が術後の感覚障害と関連するのかどうかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果あら考えると皮切長が長いほど感覚障害の範囲が大きいということになりますね. やはり伏在神経膝蓋下枝が障害される可能性が高くなるということですね. 皮切長が長い症例では感覚障害が残存しやすいことを考慮する必要がありそうですね. 2024.10.04 人工膝関節全置換術
人工股関節全置換術 THA例に対する運動療法って必要?バランスと歩行に対する効果は? 今回はTHA例に対する運動療法が必要かどうかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えるとTHA例に対する運動療法は歩行やバランスを改善するために有益であると考えられます. 手術の低侵襲かに伴って運動療法の役割をより明確にしなければいけない時期にきていますね. 2024.10.03 人工股関節全置換術
介護予防 胸腰椎それぞれの後弯変形よりも脊椎全体の後彎が高齢者の身体機能低下と関連 今回は胸腰椎それぞれの後弯変形よりも脊椎全体の後彎が高齢者の身体機能低下と関連することを示唆する研究論文をご紹介させていただきました. 興味深い結果ですね. 後彎変形が身体機能低下と関連するのはわかりますが,胸椎単独の後彎変形ではなく脊椎全体の変形を評価することが重要であるといった結果ですね. 胸椎が後弯していても腰椎で代償できる症例とできない症例では当然姿勢アライメントも大きく変化しますからね. 2024.10.02 介護予防