2024-09

未分類

高齢心不全症例の3割以上がHADを合併していることに驚き

今回は高齢心不全症例を対象としてHADの有病率を報告した多施設研究をご紹介させていただきました. 37.1%というのは驚きですね. こう考えると入院が長期化する弊害の方が大きそうです. 入院高齢者のリハビリテーションでは常にHADの可能性を考慮したうえでリハビリテーションを実践する必要がありそうですね.
書籍紹介

2024年9月以降発刊の理学療法関連書籍5選

今回は2024年9月以降に発刊の理学療法関連のお勧め書籍を紹介させていただきました. 今月も良書が多く発刊されております. 理学療法士・作業療法士の皆様もこの機会に新たな学びに挑戦してみてはいかがでしょうか?
人工股関節全置換術

人工股関節全置換術後の脱臼指導って本当に必要?

今回は人工股関節全置換術後の脱臼指導って本当に必要なのかどうかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると動作制限をしても脱臼率に差は無いといった結果ですね. むしろ転倒による脱臼が占める割合が高いことを考えると脱臼予防に向けては転倒予防を図ることが重要だと考えられます. この結果だけから動作制限を設ける必要はまったくないといった結論を出すことは難しいですが,症例に応じてどこまで制限が必要かを考える必要はありそうですね.
変形性膝関節症

変形性膝関節症例の歩行の特徴は?

今回は変形性膝関節症例の歩行の特徴を考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 変形性膝関節症例では腰椎および股関節運動が健常例とは異なり,この腰椎・股関節の使い方が大腿四頭筋や腓腹筋の過活動を引き起こしているということになりますね.
大腿骨近位部骨折

大腿骨近位部骨折後に保存的に治療した高齢者は歩行できないのか?

今回は大腿骨近位部骨折後に保存的に治療した高齢者は歩行できないのかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると保存的に加療した症例であっても20%程度は歩行が可能になっているといった結果ですね. また保存的に加療した症例においては歩行の再獲得が可能かどうかを考えるうえで年齢と認知機能が重要になりそうですね.
脳卒中

損傷側によっても脳卒中症例の歩行速度に関連する要因が異なる?

今回は損傷側によっても脳卒中症例の歩行速度に関連する要因が異なるのかどうかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると損傷側によっても歩行速度に関連する要因は異なる可能性がありますね.
変形性膝関節症

X線による変形性膝関節症の重症度は転倒と関連する?

今回はX線による変形性膝関節症の重症度は転倒と関連を考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると変形性膝関節症の重症度ではなく臨床症状の方が転倒と関連するといった結果ですね. 変形性膝関節症例の転倒予防を考えるうえで参考になる結果ですね.
人工股関節全置換術

THA後の仙腸関節痛の原因は?

今回はTHA後の仙腸関節痛の原因を考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えるとTHA後の仙腸関節痛に対しては矢状面上のアライメント変化を考慮することが重要となりそうですね. 骨盤後傾,腰椎前彎角の減少に対する対策が必須になりそうです.
認定・専門・登録理学療法士

ようやく新生涯学習制度が見直される?登録・認定・専門理学療法士の更新要件を修正?

今回は今後どのように新生涯学習制度が見直されるのかについてご紹介させていただきました. いずれにしても会員のやる気を削がない制度に改定いただきたいですね. またインセンティブについての議論も早く進めていただきたいところです.
足関節周囲外傷

踵部脂肪体は加齢によってどう変化する?

今回は脂肪体の中でも踵部痛と関連することが多い踵部脂肪体の加齢変化を考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果を直接的に臨床に活かすのは難しいかもしれませんが,脂肪体にも加齢変化があるということは明らかですね. 今後も臨床に活かせるこういったデータが世に出てくることを期待したいですね.
変形性股関節症

股関節屈曲・回旋運動で中殿筋・小殿筋はどのくらい伸張されるのか?

今回は股関節屈曲・回旋運動で中殿筋・小殿筋はどのくらい伸張されるのかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると屈曲運動や外旋運動でも中殿筋や小殿筋に伸張ストレスが加わるということになります. こういった結果をふまえると側方アプローチのTHAで中殿筋や小殿筋に過度なストレスを加えることが望ましくない場合には股関節屈曲・外旋運動は回避する必要がありますね.
運動療法・物理療法

筋トレ間のインターバルは短い方がいい?長い方がいい?

今回は筋トレ間のインターバルは短い方がいいのか,長い方がいいのかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えるとインターバルはしっかりとった方がよさそうですね.
脳卒中

Gait solution足継手短下肢装具を使用すると腓腹筋の活動が減少する

今回はGait solution足継手短下肢装具を使用する意義を考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. その効果機序をよく理解しないままGait solution足継手を選択されている方も多いと思いますが,この論文を読むとなぜGait solutionを選択するのかが良く分かりますね. 装具の役割や機能を理解することは理学療法士・作業療法士にとっても重要ですね.
人工膝関節全置換術

人工膝関節全置換術後早期のキネシオテーピングの有効性 SR論文紹介

今回は人工膝関節全置換術後早期のキネシオテーピングの有効性を調査したSR論文をご紹介させていただきました. 今回の結果からか投げるとエビデンスの確実性が低いものの人工膝関節全置換術後早期のキネシオテーピングの使用については疼痛の軽減と膝関節の屈曲可動域改善に有効な可能性がありますね. 今後は疼痛や関節可動域以外をアウトカムとした研究報告が期待されますね.
働き方

理学療法士が今後生き残るための鍵と戦略

理学療法士が今後生き残るためには、専門性の高揚、継続的な専門資格取得、テクノロジーの活用、コミュニケーション力の向上など、多岐にわたる戦略を駆使することが求められます。 また、健康予防やコミュニティ貢献など、新たな分野での展開も視野に入れることで、理学療法士の役割はさらに多様化し、求められる存在となることでしょう。 しっかりと自己啓発し、変化する社会に対応しながら、理学療法士としての価値を高め、未来に向けて歩んでいきましょう。
足関節周囲外傷

踵骨骨折後には腰痛症を発症しやすい?

今回は踵骨骨折と腰痛症との関連性を考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 踵骨骨折後にはかなりの症例で腰痛が発生していることが明らかとなりました. また踵骨骨折後に腰痛を発症しやすい症例の特徴として足関節可動域のみならず股関節回旋可動域制限が生じているというのがポイントですね. 踵骨骨折後には足部のみならず股関節への介入が必要かもしれません.
運動療法・物理療法

整形外科術後のタンパク質補充摂取による筋委縮改善効果

今回は整形外科術後のタンパク質補充摂取による効果を考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 手術の種類に関わらず整形外科手術後のタンパク質補充摂取には筋委縮改善効果があると考えられます. こういったエビデンスも増えてきておりますし,診療報酬の改定もあいまって栄養療法がますます普及しそうですね.
変形性膝関節症

変形性膝関節症例に対する遠隔リハビリと対面リハビリはどちらが効果的?

今回は変形性膝関節症例に対する遠隔リハビリと対面リハビリはどちらが効果的なのかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると遠隔リハビリテーションは対面リハビリテーションに比較して機能や疼痛改善効果が劣るものではないということになりますね. 本邦でも診療報酬上で遠隔リハビリテーションが評価され,遠隔リハビリテーションが普及する時代が来るのでしょうか?
人工膝関節全置換術

コアエクササイズは人工膝関節全置換術例の機能改善に有効か?

今回はコアエクササイズが人工膝関節全置換術例の機能改善に有効なのかどうかを腱とするうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると人工膝関節全置換術例に対するコアエクササイズは機能改善を図るうえで大きなプラスになりそうですね. 人工膝関節全置換術例の運動療法プログラムとして取り入れる価値がありそうですね.
腰部

腰椎術後に前脛骨筋の筋力が改善する症例の特徴は?

今回は腰椎術後に前脛骨筋の筋力が改善する症例の特徴を考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると長母趾伸筋の筋力が術後に前脛骨筋の筋力が改善するかどうかを考える際に重要なポイントになりそうですね. 術前には長母趾伸筋の筋力を必ず評価しておきたいですね.
運動療法・物理療法

素人が杖を高さ設定すると高くなる?低くなる?

今回は一般の方が杖の高さを設定した場合に起こりやすい問題についてご紹介させていただきました. 予想通りではありますが,非医療従事者が杖の長さを設定した場合には杖の高さを長く設定する方が多いという結果ですね. ただ杖の長さが直接的な機能や転倒に及ぼす影響は小さいかもしれないといった結果です. ご本人の使いやすい長さに設定するというのも一つの方法かもしれませんね.
変形性股関節症

股関節外転筋機能低下による不安定性が変形性股関節症の原因になる?

今回は股関節外転筋機能低下による不安定性が変形性股関節症の原因になる可能性を示唆する研究論文をご紹介させていただきました. 改めて股関節外転筋機能低下が関節の不安定性を引き起こし,結果的に変形性股関節症を進行させるといった結果が支持されたということですね. やはり変形性股関節症を予防するためには最低限の股関節外転筋機能の獲得が必須になりそうですね.
脳卒中

リハビリテーション実施頻度が高いと脳卒中発症後の死亡率が減る?

今回はリハビリテーション実施頻度が高いと脳卒中発症後の死亡率が減るのかどうかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. これはわれわれにといっては心強い結果ですね. リハビリテーション実施頻度が高い方が死亡率が減少するということですね. リハビリテーションの実施頻度については税金の無駄なんて話もありますが,こういった結果を見るとリハビリテーションを集中的に行うのも有益な部分が大きいかもしれません.
大腿骨近位部骨折

高齢大腿骨近位部骨折例にリハビリして筋量が増えるのか?

今回は高齢大腿骨近位部骨折例にリハビリして筋量が増えるのかどうかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると高齢な大腿骨近位部骨折例であってもリハビリテーションを行うことで筋量は十分に改善するということですね. 高齢だからといった理由であきらめず粘り強く介入することが重要でしょうね.
人工股関節全置換術

人工股関節全置換術は外来手術になる?

今回は人工股関節全置換術は外来手術になるのかどうかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると外来手術でも入院手術でも術後合併症に差はなさそうです. 日本は海外に比較して在院期間が長いので何とも言えませんが,将来的には日本でも人工股関節全置換術が外来で行われる日が来るのでしょうか?
運動療法・物理療法

身体活動の評価は時間ではなく歩数でも代用できる?

今回は身体活動の評価は時間ではなく歩数でも代用できるのかどうかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると高価な身体活動量機器を使用しなくとも身体活動量の評価は歩数計で代用できる可能性がありますね. どのように身体活動量を評価するのかを改めて考える必要がありますね.
人工膝関節全置換術

TKAにおける膝蓋下脂肪体の温存は術後疼痛の軽減につながる?

今回はTKAにおける膝蓋下脂肪体の温存は術後疼痛の軽減につながるのかどうかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると膝蓋下脂肪体はTKA後の疼痛と関連しそうですね. 今後も膝蓋下脂肪体に関連する研究から目が離せませんね.
大腿骨近位部骨折

橈骨・上腕骨・脊椎・大腿骨骨折後の新規大腿骨骨折発生リスクは?

今回は橈骨・上腕骨・脊椎・大腿骨骨折後の新規大腿骨骨折発生リスクを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果裸考えると橈骨遠位端骨折,上腕骨近位端骨折,大腿骨近位部骨折の既往はその後の新規大腿骨近位部骨折と関連するということになりますね. 脊椎椎体骨折との関連性についてはまだよくわからないといった点もポイントでしょうね. 骨脆弱性骨折例については機能改善はもとより新規大腿骨近位部骨折発生予防に向けた介入が必須になりそうですね.
運動療法・物理療法

トレーニング中の呼吸法は筋持久力に影響を与えるのか?

今回はトレーニング中の呼吸法を考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えるとレジスタンストレーニング時の呼吸法は鼻から鼻,鼻から口,口から口いずれも大きな変化はないということになりますね. 呼吸が止まらないように指導をすれば良さそうという結果になってしまいますね.
足関節周囲外傷

慢性足関節不安定症例における前距腓靭帯損傷と足関節前方偏位

今回は慢性足関節不安定症例における前距腓靭帯損傷と足関節前方偏位との関連性を考えるうえで有益な論文をご紹介させていただきました. これは非常に貴重なデータですね. この結果から考えると靱帯損傷があると足関節前方偏位が起こる可能性は高いものの,それがそのまま症状に結び付くわけではなさそうですね.
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