新人理学療法士にありがちな内容の無いマッサージ

投稿者: | 2019年4月16日

 新人理学療法士にありがちな内容の無いマッサージ 

新年度をむかえ4月から理学療法士として入職された方も多いと思います.

また新人理学療法士の教育係になったといった方もおられると思います。

どの病院に行っても必ず新人理学療法士が陥る罠があります.

何も考えずにとりあえずマッサージから始めてしまうといった事象です.

今回は内容の無いとりあえずマッサージについて考えてみたいと思います.

 

 

 

 

 

 新人理学療法士の心境 

新人理学療法士が陥りやすいのは,何も考えず目的の無いマッサージを行うといったパターンです.

なぜ目的の無いマッサージを始めてしまうのでしょうか?

これにはいくつか理由が考えられます.

例えば,クライアントの評価ができていないので何をして良いか分からない,とりあえずクライアントに何かしてあげないと怒られるのではないか,なんとなく固い部分があるからそこをマッサージしておこう,マッサージをしていたらなんとなくクライアントと仲良くなれた,こんなところでしょうか.

表面的にはクライアントも満足しているように見えますので,うまくいっていると勘違いしてしまい習慣化してしまうわけです.

もちろん本質的にはクライアントは良くなってないことが多いですし,クライアントも満足していません.

 

 

 

 

 

 

 基本に戻ろう 

どうしてもクライアントを目の前にすると早く何かしてあげないといけないといった気持ちに陥ってしまいがちですが,そこは一歩とどまって考えてみましょう.

養成校時代に時間をかけて解剖学・運動学・生理学・臨床医学を学習しましたよね?

その知識を使いましょうよ.

臨床実習では評価を行って,臨床推論して,問題点を抽出して,そこにアプローチするといった流れで理学療法を考えましたよね?実習中に考えて仮説を立てていたのに急にマッサージしていてはまずいですよね?

理学療法士じゃなくてマッサージ師になったんですか?

 

 

 

 

 

 

 マッサージが悪いわけじゃない 

決してマッサージが悪いといっているわけではありません.

重要なのは目的です.

こういった対応って経験のある理学療法士が見ていれば簡単に見抜けてしまうわけです.

どのクライアントに対しても全く同じマッサージを繰り返していて,まったく内容が無いわけです.

何かしらの目的があればその目的に対してマッサージを行うことはあるわけですが,全員に同じマッサージというのは残念でなりません.

 

 

 

 

 

 

 治療時間以外にしっかりと考えよう 

理学療法士としてある程度経験すれば,治療中に評価を行って,臨床推論をして,プログラムを立案するといった流れを短時間に行うことができます.

しかしながら経験のない新人理学療法士が治療中に評価を行って,臨床推論をして,プログラムを立案するというのは不可能に近いわけです.

重要なのは治療時間以外に,先輩理学療法士にアドバイスを受けながら,どういったプログラムを行うべきかをしっかりと考えることです.

この考えるという行動があなたを成長させます.

繰り返してマッサージを行っていても成長はありません

あなたの握力が少し強くなるくらいでしょうか.

基本に戻って評価⇒臨床推論⇒問題点抽出⇒プログラム立案,この流れであなたの理学療法を見直してみる必要があります.

 

 

 

 

 

 

今回は新人理学療法士が行いがちな内容の無いとりあえずマッサージについて考えてみました.

まだ免許の交付が行われていない方も多いと思いますので,クライアント対応をさせてもらっていないといった新人理学療法士の方も多いかもしれません.

こういったとりあえずマッサージ理学療法士にならないように,クライアントの情報を収集した上で,評価⇒臨床推論⇒問題点抽出⇒プログラム立案の流れで基本に忠実に理学療法を実践することこそがあなたの成長につながると思います.

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