介護予防

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つまづきによる転倒を予防するためには体幹動揺に着目せよ

つまづきによる転倒を予防するためには体幹動揺に着目せよ つまづきというとクリアランスが一つのカギになりますが,われわれ理学療法士・作業療法士が耳にすることが多いのは,フットクリアランスという用語よりもトークリアランスといった用語かもしれま...
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これは必見!サルコペニアの新基準

2018年10月12日のAge AgingにEWGSOP2のサルコペニアのコンセンサス論文が公開されました. これまでの基準からの変更点も多く,理学療法士・作業療法士であれば確実に押さえておきたいところですので,今回は新しいEWGSO...
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最近よく耳にするMCIって何?

私がここ数年で驚いたニュースの1つですが,2016年度の国民健康栄養基礎調査で,要介護原因に占める認知症の割合が第1位となりました. この国民健康影響基礎調査というのは古くから行われておりますが,常に第1位は脳卒中であったのですが,つ...
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最近よく耳にする歩行比って何?

最近よく耳にする歩行比って何? 前回は歩行速度測定におけるポイントについてご紹介させていただきました. ストップウォッチを使用して歩行速度を測定する場合には,歩行速度以外にも時間的・距離的因子の簡易的な計測が可能です. ...
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歩行速度測定のポイント~まさか秒数だけ記録してないですよね?~

歩行速度測定のポイント~まさか秒数だけ記録してないですよね?~ 歩行速度測定はリハビリテーションの効果判定のために,また移動能力を評価する目的で,さまざまな場面で用いられます. 理学療法士が行う評価の中でも頻度が高いので,臨床実習に...
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たかが握力,されど握力

今回は介護予防事業でも測定機会の多い握力について測定のポイントと測定の意義を考えてみたいと思います.握力測定の最も優れたところは簡易に測定が行えるといった点に加え,専門職ではなくてもある程度誰が測定しても信頼性の高い評価が可能であるといった...
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筋肉量か?筋力か?~サルコペニアとダイナペニア~

以前の記事でもサルコペニアについては簡単にご紹介させていただきました. 最近サルコペニアに類似した概念としてダイナペニアといった概念に関する報告が増えてきております. 今回はサルコペニアとダイナペニアに関してご紹介させて...
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身体機能評価バッテリー(SPPB: short physical performance battery)とは

介護予防分野で使用される身体機能評価の方法にはTUG,FR,片脚起立時間測定など様々な方法が報告されておりますが,ここ数年で報告が増えているのが身体機能評価バッテリー(SPPB: short physical performance bat...
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骨盤底筋トレーニングの実際~効果的な運動の方法を知りたい~

前回は骨盤底筋群の機能低下についてご紹介させていただきました. 今回は骨盤底筋トレーニングの実際について考えてみたいと思います. 骨盤底筋トレーニングの方法 ここでは坐位で骨盤底筋トレーニン...
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骨盤底筋の機能~コアマッスルとしての骨盤底筋~

前回は4つの尿失禁のタイプと理学療法における失禁改善へのアプローチについてご紹介いたしました. ここからは尿失禁に対する第一選択となる骨盤底筋運動をご紹介いたしますが,その前にまずは骨盤底筋の機能について男女差も含めて考えてみたいと思...
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尿失禁の種類~同じ尿失禁でも種類によってこんなに違うんだ~

前回は尿失禁の疫学・特徴・タイプについてご紹介いたしました. 今回は前回ご紹介いたしました4つの尿失禁のタイプと理学療法における失禁改善へのアプローチについて考えてみたいと思います.  腹圧性尿失禁  咳,くしゃみ,荷...
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尿失禁の疫学~こんなに多いとは思わなかった~

今回は老年症候群の中でも非常に多い尿失禁について考えてみたいと思います. まずは尿失禁の疫学・特徴・タイプについて整理したいと思います.    尿失禁の疫学~こんなに多いとは思わなかった~  わが国に...
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フレイル・ロコモティブシンドローム・サルコペニア~ちゃんと違いがわかりますか?~

理学療法士の間でも介護予防の必要性が叫ばれて久しいですが,ここ数年で介護予防に関連する様々なキーワードが出てきております. フレイル・ロコモティブシンドローム・サルコペニアという用語はテレビ等でも耳にする機会が多い言葉ですが,けっこう...
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体操で介護予防~なぜ介護予防に体操なのか?~

 なぜ介護予防に体操なのか?  介護予防に向けて全国の多くの地域の通いの場で,様々な体操が行われております. 理学療法士の視点からすると,特に音楽に合わせて運動するような体操では,正しく運動ができないのではといった思いを抱く方も多い...
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バランス評価の難易度を考えよう

 さまざまなバランス評価  前回まで片脚起立テスト,Functional Reach test,Timed up and Go testについて紹介させていただきました. これらのバランス評価法はバランスの階...
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Timed Up and Go testとは?~カットオフ値13.5秒の過信は危険~

前回は転倒予防におけるバランス評価として用いられる頻度の高いFunctional Reach testについて紹介させていただきました. 今回は転倒予防のみならず理学療法評価としても用いられる頻度の高いTimed up and...
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Functional Reach test(ファンクショナルリーチテスト)について~本当にバランスを測定しているのか?~

 ファンクショナルリーチテストとは?  前回は転倒予防におけるバランス評価として使用頻度の高い片脚起立テストについて紹介させていただきました. 今回は転倒予防で用いられることの多いFunctional Reach test(...
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開眼片脚起立テスト~何秒できたらいいの?~

 片脚立位時間評価について  前回はバランスの階層構造を考慮したバランス機能の捉え方についてご紹介させていただきました. 今回はバランス機能評価の中でも使用頻度の高い開眼片脚立位テスト(OLS: One leg standi...
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バランス機能の捉え方~そもそもバランスって何?~

前回までは高齢者の転倒予防におけるバランストレーニングの重要性,バランス機能評価の重要性についてご紹介いたしました. そもそも「バランス」って何でしょうか?今回は「バランス」を支持基底面と重心位置との関連から代表的なバランス評...
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転倒予防におけるバランス評価の重要性

 転倒予防にはバランス運動・バランストレーニングが重要  前回は転倒予防を図る上では複合的なトレーニングが有効であるということをご紹介いたしました. またバランストレーニングが特に重要であることをご紹介いたしました. ...
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転倒予防に有効なトレーニングとは?

前回は二重課題トレーニングについて紹介させていただきました. 近年,理学療法士も介護予防に参画する機会が増えておりますので,転倒予防を目的としてさまざまな運動指導をする機会があると思います. 転倒予防を図る上では筋力・バ...
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転倒予防に有効な二重課題トレーニング

前回は高齢者の転倒の原因が身体機能レベルによって異なることを紹介させていただきました.虚弱高齢者は筋力トレーニングを元気高齢者は二重課題トレーニングをおこなうことが転倒予防を図る上では重要です.今回は具体的な二重課題トレーニングについて紹介...
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元気高齢者の転倒の原因とは?~元気なのになぜ転ぶの?~

前回は高齢者の転倒の原因についてご紹介いたしました. 転倒の原因は様々ですが,加齢変化による運動機能低下,身体的疾患,薬物,物的環境が大切です. 中でも運動機能低下は運動を行うことで改善が得られることが多いので,転倒予防...
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高齢者はなぜ転ぶのか?

前回までは高齢者の骨折の実態や骨折の怖さについて紹介させていただきました. 転倒を予防する意義についてはおおよそ理解していただけたかと思います. 今回は転倒を予防するために,まず転倒を引き起こす原因について考えてみたいと...
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転倒による骨折だけが怖いわけではない

 看護師・理学療法士必見 転倒による4大骨折  転倒して不運にも骨折をしてしまうと日常生活動作が制限されることが少なくありません. ここでは高齢者の4大骨折をお示ししております. 特徴といたしましては大腿骨近位部骨折が...
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どのくらいの方が転倒しているのか?~3秒に1人が転倒している~

前回は高齢化と転倒の関連についてご紹介させていただきました.  5人に1人が1年に1回以上転倒している  転倒・骨折がきっかけとなって介護が必要な状態になってしまう方が多いわけですが,こういった話を聞いてもまだ自分には関...
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わが国の高齢化率の推移と転倒・骨折

 リハビリの専門家である理学療法士からみる転倒予防の重要性  大腿骨近位部骨折をはじめとする多くの骨折は転倒によって起こっているわけですが,大腿骨近位部骨折の多くは骨脆弱性骨折と呼ばれる軽微な外力によって生じた骨折がほとんどです. ...
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