理学療法士・作業療法士も知っておきたい年金制度

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理学療法士・作業療法士も知っておきたい年金制度

理学療法士・作業療法士の皆様は年金制度についてご存じでしょうか?

おそらくなんとなくは理解されているという方がほとんどではないでしょうか?

また若い世代であれば,将来どのくらい年金がもらえるのか不安を抱えられている方も少なくないと思います.

今回は理学療法士・作業療法士も知っておきたい年金制度についてのお話です.

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年金の種類

まずは年金の種類ですが,年金には「国民年金」と「厚生年金」の2種類があります.

この2種類の年金は公的年金と呼ばれます.

最近は私的年金と言われている「iDECO(個人型確定拠出型年金)」や「企業年金」も出てきておりますね.

 

 

 

 

 

 

 

 

国民年金とは?

国民年金というのは,日本に住んでいる20歳以上60歳未満の方が加入し,10年以上納付すれば,原則として65歳以降に受け取ることができます.

国民年金は主に自営業や学生が加入しています.

保険料をしっかりと払っていれば原則65歳以上になれば誰でも受け取ることができます.

この国民年金の保険料ですが,毎年のように変化しており,緩やかに増加しております.

ちなみに令和2年度の国民年金保険料は月額16,540円となっております.

 

 

 

 

 

 

 

厚生年金とは?

厚生年金は,会社員や公務員を対象として加入するものであり,所属している企業が法人かつ従業員が1名以上いる場合は強制加入する必要がある公的年金です.

医療機関や施設に勤務している理学療法士・作業療法士であれば,大部分が厚生年金に加入しているはずです.

厚生年金の受け取りについてですが,基本的には国民年金と同様です.

65歳以上であれば加入者は厚生年金を受け取ることができます.

厚生年金の場合は妻である配偶者でも受け取ることができるというのが特徴です.

厚生年金の保険料の場合は,所得(給料)によって変化します.

また厚生年金は所属している会社と折半となります.

さらにおさえておきたいのは厚生年金に加入していれば,国民年金にも加入していることになります.

この厚生年金の保険料も毎年変化しており,緩やかに増加しております.

 

 

 

 

 

 

 

結局のところどのくらいもらえるの?

ここ数年のデータですと,国民年金は55,000円程度,厚生年金の平均は150,000程度となっております.

つまりわれわれ理学療法士・作業療法士が定年まで働いて,保険料を納付すれば定年後は月15万円ほどの年金を受け取れるということになります.

あくまで現状の制度でという話ですので,今後はさらに受け取れる年金額が減ってしまう可能性が高いでしょうが…

 

今回は理学療法士・作業療法士も知っておきたい年金制度についてのお話でした.

かなり基本的なところを解説させていただきましたが,よく知らなかったという方も少なくないのではないでしょうか?

本邦では高齢化が進行しているため,今後さらに国民年金と厚生年金の保険料が増加するのは間違いありません.

また年金を受け取れる年齢が引き上げられる可能性も高いでしょうね.

今後,理学療法士・作業療法士も年金制度に注目しておく必要がありそうですね.

また年金に頼らずしっかりとした資産形成をしておくことも重要になるでしょうね.

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