理学療法関連雑誌の今後の特集予定 2020年5月~

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理学療法関連雑誌の今後の特集予定 2020年5月~

理学療法士の皆様も雑誌や文献を使って学習する機会は多いと思います.

書籍と雑誌の大きな違いは刊行までにかかる時間ですので,雑誌の方が情報が新しいといった特徴が挙げられます.

そのため理学療法士が所属する病院や施設では雑誌を定期購読されていることが多いと思います.

今回は理学療法関連雑誌の5月以降のの特集予定についてご紹介させていただきます.

予定をしっかりと把握して見逃さないようにしたいですね.

 

 

 

 

 

 

 

 

理学療法ジャーナル

まずは医学書院が発行している理学療法ジャーナルです.

歴史も古く,おそらく理学療法士が最も多く読んでいる雑誌ではないでしょうか?

第54 巻第5号( 2020 年5 月号) 特集/投球障害―これからの理学療法士の捉え方

投球動作における期別機能解剖

高村隆(船橋整形外科病院)

 

投球動作における運動学的特徴

青柳壮志(フォレスト整形外科スポーツクリニック)

 

投球肩障害―肩峰下インピンジメント症候群

尾崎尚代(昭和大学病院)

 

投球肩障害の肩以外の身体特性

我妻浩二(かつしか江戸川病院)

 

野球肘に対する予防プログラム

坂田淳(トヨタ記念病院)

 

野球肘予防の身体づくり

田中正栄,他(新潟県健康づくり・スポーツ医科学センター)

 

野球肘に対する運動療法の運動学的考察

鵜飼建志(中部学院大学看護リハビリテーション学部)

 

肩肘痛を有するスポーツ選手と末梢神経障害の関連性

河端将司,他(相模原協同病院)

 

投球障害で一冊というのも豪華ですね.

好きな人にはたまらない特集になりそうですね.

執筆されているメンバーも豪華です.

 

 

 

 

 

 

 

 

第54 巻第6号(2020年6月号) 特集/Pusher現象

 

エディトリアル-Pusher 現象研究の動向

網本和(首都大学東京健康福祉学部理学療法学科)

Pusher 現象の病巣と予後

阿部浩明(広南病院リハビリテーション科)

Pusher 現象の生起メカニズム

藤野雄次,他(順天堂大学保健医療学部理学療法学科)

Pusher 現象の評価方法

沼尾拓,他(社会医学技術学院理学療法学科)

Pusher 現象の臨床特性

万治淳史(埼玉みさと総合リハビリテーション病院リハビリテーション部)

Pusher 現象の治療-起居・移乗動作へのアプローチ

中山智晴,他(須崎くろしお病院リハビリテーション部)

Pusher 現象の治療-認知神経リハビリテーション

生野達也(動きのコツ研究所リハビリセンター)

Pusher 現象の治療-ニューロモジュレーション

中村潤二(西大和リハビリテーション病院リハビリテーション部)

 

Pusher現象だけの特集ってめちゃめちゃ贅沢ですよね.

ただPusher現象って理学療法士が難渋することが多い症状だけに,しっかりと学びたい症状でもありますので脳卒中診療に携わる理学療法士は必見の1冊ですね.

尿失禁に関しても特集が組まれており,非常に楽しみな1冊です.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第54 巻第7号(2020年7月号) 特集/脊椎・脊髄疾患の多彩な症状と理学療法

エディトリアル 脊椎・脊髄疾患の多彩な症状と理学療法・理学療法士

永冨史子(川崎医科大学総合医療センター)

脊椎・脊髄疾患治療の今―脊椎外科医から理学療法士に期待すること

二階堂琢也,他(福島県立医科大学医学部整形外科学講座)

脊椎・脊髄疾患による体幹柔軟性低下と隣接関節症状

建内宏重(京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻)

脊椎・脊髄疾患をもつ高齢者とサルコペニア

松尾咲愛,他(和歌山県立医科大学附属病院紀北分院 脊椎ケアセンター)

脊椎・脊髄疾患の歩行練習

井上靖悟,他(東京湾岸リハビリテーション病院リハビリテーション部)

脊椎・脊髄疾患者の姿勢特徴と「きれいに歩きたい」願い―理学療法的みかた

多々良大輔(福岡志恩病院リハビリテーション部)

脊椎・脊髄疾患の能力障害と心理的要因

田村典子,他(あんしん病院リハビリテーション科)

脊椎・脊髄疾患の生活と指導

田島健太郎(東前橋整形外科病院リハビリテーション科)

 

脊椎・脊髄疾患の特集です.

執筆されている先生方も建内先生に多々良先生にと非常に豪華です.

脊椎・脊髄疾患の診療に携わる理学療法士は必見ですね.

再生医療に関する最新の知見に関する特集も組まれております.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

理学療法

次はメディカルプレスが発行している理学療法です.

これも歴史は古く,理学療法ジャーナルと肩を並べて理学療法士が多く購読している雑誌の1つですね.

2020年5月 慢性疼痛と理学療法

慢性疼痛の病態生理学的理解のポイント

慢性疼痛の脳科学的理解のポイント

慢性疼痛の理学療法評価

慢性疼痛に対する認知行動療法の臨床実践と効果検証

慢性疼痛に対する物理療法の臨床実践と効果検証

慢性疼痛に対する運動療法の臨床実践と効果検証

慢性疼痛は最近の理学療法の分野の中でも大きなトピックスの1つになっておりますので,この時期にこういった特集を組んでくださるのはありがたいですね.

様々な視点から慢性疼痛に同対峙すべきかが学べそうな構成になっております.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2020年6月 理学療法のために知っておきたいパーキンソン病の最新の病態と治療

知っておきたいパーキンソン病の病態生理と脳科学的知見

知っておきたいパーキンソン病に対する最新の薬物療法

知っておきたいパーキンソン病に対する反復経頭蓋磁気刺激療法の知識

知っておきたいパーキンソン病に対する脳深部刺激療法の知識

知っておきたいパーキンソン病患者に対する行動療法

知っておきたいパーキンソン病患者に対する摂食嚥下療法

知っておきたいパーキンソン病患者に対する環境整備と生活指導

パーキンソン病の診療に携わる理学療法士は必見の1冊です.

特に脳科学的な治療,薬物療法,接触嚥下療法から生活指導まで幅広く学べそうな1冊です.

 

 

 

 

 

 

2020年7月 足の障害と靴

足の機能・構造障害に対する靴の処方

靴の形状と足圧分布特性

足の機能・構造障害と靴

外反母趾および扁平足と靴

関節リウマチ患者の足の障害と靴

糖尿病患者の足の障害と靴

小児の足の障害と靴

最近はシューフィッターの資格を取得されている理学療法士も増えておりますが,やっぱり靴って大切ですよね.

さまざまな足部疾患を対象に理学療法士がどのように履物の選択を指導するかは非常に重要ですのでこれも必見の内容となっております.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

総合リハビリテーション

次は医学書院が発行している総合リハビリテーションです.

基本的にはリハビリテーション医向けに書かれたものですが,理学療法関連の内容も多いので,目を通しておきたい雑誌の1つですね.

第48 巻第5号( 2020 年5 月号) 特集/周術期のリハビリテーション診療―何を考え何を診て何をするのか

周術期リハビリテーション医療の意義と体制

千田益生、他(岡山大学病院総合リハビリテーション部)

下肢人工関節術

谷口直史(山梨大学医学部附属病院リハビリテーション科)

脊椎・脊髄損傷

三上靖夫、他(京都府立医科大学大学院医学研究科リハビリテーション医学)

消化管手術―食道癌、膵臓癌

水落和也、他(神奈川県立がんセンターリハビリテーションセンター)

開心術

櫻田弘治、他(公益財団法人心臓血管研究所付属病院リハビリテーション室)

小児手術

大久保浩子、他(国立成育医療研究センターリハビリテーション科)

頭頚部がん手術

伏屋洋志(静岡県立静岡がんセンターリハビリテーション科)

これは急性期で勤務する理学療法士にとってはありがたい特集ですね.

周術期に関わる上では疾病の病態を理解することが重要となりますが,周術期に理学療法咀行う上でのリスク管理についても学べそうな1冊です.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第48 巻第6号( 2020 年6 月号) 特集/地域医療計画のインパクト

本邦における地域医療計画とは

松本晴樹、他(厚生労働省医政局地域医療計画課)

地域医療計画におけるリハビリテーション

尾形裕也(九州大学名誉教授)

脳卒中診療の地域ネットワーク体制の構築

石原秀行、他(山口大学脳神経外科)

回復期リハビリテーション病棟と地域医療計画

三橋尚志(京都大原記念病院)

奈良県地域医療構想の推進―病院機能の見直しを中心として

鶴田真也(奈良県福祉医療部医療政策局)

 

理学療法士も今後の診療報酬改定の動きを予測する上でも地域医療計画について勉強しておく必要がありますね.

その第1歩としてはよさそうな特集ですね.

 

 

 

今回は理学療法関連雑誌の今後の特集予定についてご紹介させていただきました.

毎月面白そうな内容が続きますので,皆様も必ずチェックしてみてください.

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