理学療法士・作業療法士が養成校の教員になるには?

投稿者: | 2019年4月13日

 理学療法士・作業療法士が養成校の教員になるには? 

 

理学療法士・作業療法士の働き方も多種多様になりました.

理学療法士・作業療法士の就職先といえば,病院・クリニックが多かったわけですが,最近は介護保険分野や自費サービス事業の展開等,さまざまな場所で理学療法士・作業療法士が活躍しております.

こういった多種多様な働き方の中で,ある程度経験を積んだ理学療法士・作業療法士の働き方として,理学療法士・作業療法士養成校で教員になるといった選択肢も考えられます.

今回は理学療法士・作業療法士が養成校の教員になるにはといった視点で考えてみたいと思います.

 

 

 

 

 

 理学療法士・作業療法士が養成校の教員になるには? 

養成校の教員になろうと思った場合には,選択できる職場としては専門学校か大学が考えられます.

誰でも教員になれるわけではなく,教員として就職するにあたって,必要な条件があるので,まずはこの条件を整理したいと思います.

まず専門学校にしても大学にしても,理学療法士・作業療法士が養成校の教員となるためには,理学療法士または作業療法士としての臨床経験が5年以上必要です.

また理学療法士・作業療法士の資格を取得してから5年が経過していたとしても,休職によって臨床現場での経験が5年に満たない場合には,養成校の教員になる条件を満たさないことになります.

転職の際にはしっかり確認しておきましょう。

教員への転職を考えている場合には,まずご自身の理学療法士・作業療法士としての経験年数を考慮する必要があるでしょう.

 

さらに大学で教員になろうと考えた場合には,大学に通って「学士」以上の学位を取得する必要があります.

助教であれば「学士」以上,講師や准教授は「修士」以上,教授であれば「博士」の学位を持っていなければ,教員として働くことができないのです.

 

専門学校だけしか出ていない理学療法士・作業療法士の場合は,学士取得のために大学,もしくは修士・博士取得のために大学院に通う必要があります.

実際に大学教員を目指している理学療法士・作業療法士は臨床現場で働きながら大学院に進学する人も少なくありません.

 

 

 

 

 

 養成校教員ってどんな仕事をするの? 

理学療法士・作業療法士養成校の教員の仕事といえば,授業を想像する方が多いと思いますが,実は授業以外にも養成校教員にはさまざまな仕事があります.

まずは実習指導です.

理学療法士・作業療法士教育課程においては臨床実習というのは非常に大きな割合を占めますので,実習に向けた指導であったり,実習地訪問であったり,臨床実習指導者会議であったり,実習関連の仕事も少なくありません.

また就職指導も大きな仕事です.

就職先の情報提供や試験対策なども行う必要があります.

加えて最近は特に専門学校では定員割れする養成校が多いので,高校生向けにオープンキャンパスを頻回に行っている養成校も多く,これに多大な時間をとられるようです.

 

 

 

 

 

 養成校教員の給料はどれくらい? 

理学療法士・作業療法士のキャリアアップの選択肢として挙がることの多い養成校教員ですが,給与はいかほどでしょうか?

これは当然ながら理学療法士・作業療法士としての経験年数や実績によって左右されますが,給与は現場で働く理学療法士の平均額よりも高く設定されていることが多いです.

前年度の業績から給与を交渉して決める年俸制のところが多いので,成果を上げればそれだけもらえる給与も多くなります.

しかしその分教員の仕事にはイレギュラーなことが多くあります.

授業のほかにも生徒から研究に関する相談を受けたり,実習中のトラブル対応を行ったりと,業務外の仕事が急に入ってくることが多いのも事実です.

 

 

 

 

 養成校教員として働くメリット・デメリットは? 

まずメリットから考えてみたいと思います.

一番は時間の融通が利くといった点でしょうか.

通常,理学療法士・作業療法士が臨床で仕事をする場合には,クライアントの都合にあわせて時間を調整する働き方になります.

しかしながら教員の場合は一日の業務を自分でマネジメントすることになりますので,仕事量をコントロールして自由な時間をつくり出すことが可能です.

養成校の教員をしながら大学院へ進学するといったケースも多いです.

空いた時間で研究活動に取り組む等,自己研鑽することもできます.

また改めて基礎知識を整理できるといったメリットも考えられます.

他者に教えようとすれば,その分教える側の深い理解が必要です.

そのため理学療法士・作業療法士養成校の教員は必然的に多くの学術的文献や教科書に触れて勉強することになります.

さらに教えるというアウトプットを通じて,自身の知識を整理・定着させることが可能になります.

また養成校(特に大学)には現場にはないような高価で高性能な機器も揃っていることが多いので,目的に応じて研究を行うこともできます.

 

デメリットとしては仕事内容が授業教材や書類の作成のためのデスクワークが多くなります.

臨床で8時間以上立って動いていた頃に比べれば,どうしても運動不足になりがちです.

パソコンを使っての作業も増えますので,眼精疲労や肩こり・腰痛などに悩まされることも少なくないようです.

また一番の問題は精神的なストレスです.

どの職業であっても精神的なストレスは受けるものですが,教員になった場合には臨床現場にいた頃とはまた違ったストレスを受けることが多いと思います.

特に実習中の学生というのは非常にストレスフルな環境に曝されており,教員は学生が抱える悩みやトラブルに対して相談を受けたり対応したりと,四六時中学生最優先で動くことになります.

そしてこれらの問題は突発的に引き起こされるため,プライベートのときにでまで対応に追われるということも少なくありません.

 

 

 

 

 理学療法士・作業療法士養成校の教員へ転職するためには? 

大学の場合は研究実績が重視されるため公募が行われることが多いです.

「どのような学会で研究を発表してきたか」「どれだけの数の研究を行ってきたか」など,客観的に評価される実績が重要となります.

ただ臨床で勤務する場合とは異なり,養成校の教員への転職となると通常の転職とは異なり,かなり募集枠が限られているのも事実です.

早期に求人を把握して応募することが重要となります.

具体的には、「マイナビコメディカル」と「PTOT人材バンク」の2つは、理学療法士・作業療法士養成校教員の求人情報を持っています.

しかしそうはいっても養成校教員の求人案件は数がかなり限られているため,転職サイトに登録しても必ず紹介してもらえるとは限りません.

それでも転職サイトを活用することで,あなた自身で求人情報を探すよりも,養成校の求人情報ははるかに見つかりやすくなります

登録は無料ですのでまずは登録しておくことが重要です.

当然ながら1つだけに登録しているより2つを同時に活用した方が,理学療法士・作業療法士養成校の求人案件を紹介してもらえる可能性が高くなります.

 

ここでは私が過去に利用したことがある転職サイトをご紹介させていただきます.

 

 

  マイナビ  



マイナビは転職サイトの大手ですので知らない方はいらっしゃらないかもしれませんが,理学療法士の求人数も5000件を超えているマンモス人材バンクです.

転職を考えておられるのであれば,ここは確実に押さえておきたいですね.

特にマイナビは過去にも理学療法士・作業療法士養成校の求人を多く扱ってきておりますので,理学療法士・作業療法士の養成校教員への転職をしたい人にはお勧めです.

またマイナビに限ったことではありませんが,どういった働き方をしたいかといった要望をエントリーシートに入力することが可能ですので,この範囲の勤務地で養成校の教員の求人を探しているといった要望を書き込んでおくことが重要となります.

 

マイナビコメディカルには東京・神奈川・千葉・埼玉・群馬・栃木・茨城・岐阜・静岡・愛知・京都・大阪・兵庫の求人が多いので,東京・神奈川・千葉・埼玉・群馬・栃木・茨城・岐阜・静岡・愛知・京都・大阪・兵庫に在住の理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の方は,業界最大手のマイナビへの登録がお勧めです.

 

 

 

 

 

  PTOT人材バンク  



 

ここも非常に求人数も多く,希望する転職先の情報を細かく登録できるのでお勧めです.

私自身も転職時にはこういった人材バンクに登録をしておりましたが,エージェントの方が自分に合った新しい職場に関する情報を提供してくださいます.

理学療法士・作業療法士養成校の求人を探したいと事前に伝えておけば,自分に合った求人情報を紹介してくださいます.

特にPTOT人材バンクは管理者募集等の高年収の求人を多く扱っておりますので,転職をきっかけにスキルアップしたい方にはお勧めです.

 

今回は理学療法士・作業療法士が養成校の教員になるにはといった視点で考えてみました.

理学療法士・作業療法士養成校の教員は募集枠が非常に少ないので,求人情報を逃さないことが重要です.

家宝は寝て待てと言いますが,まずは紹介させていただいた求人・転職サイトに登録して求人が出たらすぐに応募できるように準備をしておくことが重要です.

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