論文の著者の順序(Authorship)ってどうすればいいの?

投稿者: | 2019年2月27日

 論文の著者の順序(Authorship)ってどうすればいいの? 

論文や学会発表の抄録には必ず著者や発表者の名前が記載されています.

合わせて著者や発表者の所属が記載されているわけですが,皆さんはこの著者や発表者の順序がどのように決定されているか疑問に思ったことはありませんか?

また実際に著者や発表者を記載しようとしてどういった順序で記載すればよいのか悩んだことはありませんか?

今回は理学療法士の視点で論文や学会発表抄録の著者の順序について考えてみたいと思います.

 

 

 

 Authorshipとは? 

筆頭著者,共著者,責任著者の選出とその順序はAuthorshipに基づいて決定されます.

実は筆頭著者,共著者,責任著者の選出・決定というのは重要な作業ですので,慎重に行う必要があります.

筆頭著者は,主として実際に研究を遂行しかつ原稿の初めの草案も作成している者が妥当です.

筆頭著者,共著者,責任著者(corresponding author)の各々が研究論文のどの部分に,どの程度の役割を果たし,かつ貢献しているか?について明確にすることが重要です.

最近では学術雑誌によっては,論文を投槁する際に,提出するカバーレターに,筆頭者および共著者のうち,どの著者が,どのような役割を担っているのか?を明確に記載するように求められます.

当然,著者らには,その論文に対して責任を負うという責務があります.

よくあるのが同僚・先輩だから上司だから何となく共著者とするといったケースです.

共著者にも責任が伴いますので,論文に対して何の貢献もなく,著昔としてだけ,名前だけ連ねるのは.厳に慎むべきです.

 

 

 

 具体的にはどういった順番にすればよいのか? 

論文の名前の順序は,主に筆頭著者の直接指導者が第2番目の共著者として,また責任著者あるいは研究室の総責任者が最後に記載されます.

もちろん,責任著者あるいは研究室の総責任者が直接指導者として第2番目に記載される場合もあります.

2番目の共著者はSecond author,最後の共著者はLast authorと呼ばれます.

以前は共著者の中ではLast authorの価値が高かったわけですが,最近は直接指導を行ったSecond authorの価値が高くなってきております.

筆頭著者,共著者,責任著者の名前の掲載順番は,主にその研究グループや施設の方針に則り,総責任者により判断されます.

したがって,常日頃から,研究や論文作成に際し,直接指導者,責任著者,そして総責任者への「報告・連絡・相談(ほう・れん・そう)」が必須です.

すなわち,常日頃から研究グループ間や施設間での連携をとることがスムーズな論文作成への近道ともいえます.

 

 

 

 

 責任著者(corresponding author)とは? 

論文では,筆頭著者,共著者そして責任著者の所属と連絡先が記載されます.

一般的には,その論文の責任著者の連絡先(所属先の住所,電話番号,電子メールアドレスなどが記載されます.

つまり,論文の投稿および返信などのやり取りは,筆頭著者とは限りません.

むしろ責任著者が担う役割です.

この理由の1つとしては,筆頭著者が共著者や責任著者の了承を得ないまま,単独で投稿するという危険を回避するということが挙げられます.

実際には筆頭演者が責任著者となることが多いわけですが…

私自身も投稿した論文に対して何度か電子メールアドレスで連絡をいただいたことがあります.

私の知人などは国際誌に投稿した論文に対して,外国から電話連絡があり,対応に困ったといった話も聞いたことがあります.

このように外から連絡がある可能性も考慮した上で,責任著者を決定する必要があるでしょう.

 

 

 

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