理学療法士・作業療法士のユニフォームといえば?

投稿者: | 2018年11月24日

理学療法士・作業療法士のユニフォームといえば,ケーシーが主流でしたが,最近はコード○ルーなんかの影響もあってスクラブを整復として着用している施設も増えてきていると思います.

今回はわれわれのユニフォームについて考えてみたいと思います.

 

 白衣 

医師をはじめ医療従事者は白衣を着衣して仕事をすることが多いと思います.

ケーシーも白衣の一種ですが,皆さんはなぜ医療職は白衣を着て治療や指導にあたるのだと思いますか?

そもそもこんなことあんまり考えないですよね?

白衣というのはわが国に限らず医師の科学者としての顔であり,カリスマとしての衣装でもあるのです.

 

白衣はドイツ語では「シュルツェ」と呼びますが,ドイツ語辞書には白衣という意味はなく,汚れを予防するための前掛け,特に八百屋や肉屋などがつけている胸当て,前掛けを「シュルツェ」と呼びます.

元々,解剖学者や生理学者などの基礎医学の人たちがこのシュルツェを着衣し始めたとされておりますので,昔は白衣は実験用の衣装であったと考えられます.

現代でも実験室では白衣を着衣するのが当たり前になっていると思います.

 

アメリカではどうかというと白衣のことを「ラボ・コート」と呼ぶことが多いようです.

つまり白衣は科学者としての意思を表しているものなのです.

現代では白衣は医師のユニフォームとして定着しているわけですが,元々は研究者のユニフォームであったという歴史があります.

 

 

 ケーシーって? 

われわれ理学療法士・作業療法士の数年前までのユニフォームの定番であったケーシーはどうでしょうか?

これは定かではありませんが,アメリカの人気テレビ番組で「外科医ベンケーシー」が,半袖型のいわゆるケーシーを着用したのが,ケーシーの始まりといわれております.

昔の床屋さんというのはケーシーを着用しておりましたし,今もまだ理容師の専門学校のホームページを見ると,われわれ理学療法士・作業療法士養成校で着用しているようなユニフォームを着た学生の写真を確認できます.

そもそも中世までは床屋が医者を兼ねていたという歴史もありますので,ケーシーはもともとは床屋さんのユニフォームであったと考えることができるでしょう.

いやはやケーシーって人の名前だったんですね…

 

 

 スクラブって? 

最近の理学療法士・作業療法士のユニフォームの定番になってきつつあるのが,スクラブです.

スクラブというのは,半袖で首元がVネックとなっている医療用の白衣のことを指します.

ケーシーとの大きな違いは首元が大きく空いているといったところでしょうか.

また従来のケーシーよりもカラーバリエーションが豊富で,病院内でのチーム分けや,クライアントからの視認性向上のために使用されることも多いわけです.

スクラブの語源は「ごしごし洗う」といった意味ですので,スクラブは頑丈な素材が使用されているため強く洗っても生地が傷みにくい事が特徴です.

 

 

 

 理学療法士・作業療法士のユニフォーム 

ユニフォームは各施設で規定されているものを着用することになると思いますが,私が重要だと考えているのは,クライアントがわれわれをリハビリ専門職だと認識してくださるユニフォームであるといった点が非常に重要出ると思います.

女性理学療法士・作業療法士であればだれもが経験されたことがあると思いますが,クライアントからすれば看護師・介護士と理学療法士・作業療法士って見分けがつかないわけです.

病室にいた理学療法士・作業療法士にケアを依頼するクライアントがいても仕方ないわけです.

スクラブのように職種間でユニフォームを変えることで,クライアントがこの人は看護師・介護士ではない,リハビリ専門職であると認識していただければ,それだけでユニフォームとしての意味があるわけです.

正直なところケアを依頼されて,「すいません,私は看護師ではありませんので…」って断るのって面倒ですし,なんとなくクライアントの方にも申し訳ないですよね.

白衣・ケーシー・スクラブの他にもポロシャツやトレーナーなんかを着用する施設も増えてますね.

特に訪問・通所施設ではこういったスタイルが多い気がします.

ポロシャツやトレーナーを否定するわけではありませんが,白衣・ケーシー・スクラブなんかには,ユニフォームによって理学療法・作業療法の効果が得られるといったような要素もあると思います.

現代のクライアントは白衣に非常に弱いわけです.

白衣を着用した医療職を見るだけで,この人は偉い人だ,この人の診てもらいたいと感じる高齢者は少なくありません.白衣性高血圧ではありませんが,白衣によるプラセボ効果って絶対ありますよね.

こういったものだけに頼っていては専門職として当然まずいわけですが,理学療法・作業療法の導入に当たっては,こういったユニフォームの印象でクライアントの信頼が得られるというのはとても意味があると考えております.

 

 

今回は理学療法士・作業療法士のユニフォームについて考えてみました.

毎日着るものですが,ユニフォームがクライアントにどのような影響を及ぼすかという点も一度考えてみると良いかもしれませんね.

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です