理学療法士・作業療法士って何歳まで働けるの?

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理学療法士・作業療法士って何歳まで働けるの?

今回もかなりぼやっとしたテーマになりますが,理学療法士・作業療法士って何歳まで働けるのでしょうか?

特に30歳を超えてから理学療法士・作業療法士資格を取得しようとする方にとっては,何歳まで働けるのだろうかというのは非常に気になるところだと思います.

今回は理学療法士・作業療法士が何歳まで働けるのかについて考えてみたいと思います.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

実際何歳まで働いているの?

 

 

このグラフは平成24年から28年における日本理学療法士協会会員の情報から作成されたものですが,60歳までの就業率は男性で90%女性で80%となっております.

また女性の場合には20歳から30歳にかけて就業率が10%程度低下することもわかります.

女性の10%程度は結婚や妊娠・出産を契機に退職してしまう方が多いということになります.

驚くのは70歳代になっても男性では30%程度の方が就業しているといった事実です.

ただおそらくこれにはデータのカラクリがありまして,退職後には日本理学療法士協会も退会されることが多いでしょうから,退会していない会員の30%が就業しているといった話ですので,実際にはもっと就業率は低いことが予想されます.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

60歳まで働けるの?

ここでもう1つ注意が必要なのは現時点で60歳代・70歳代の会員というのは非常に少ないということです.

ここ最近は年間1万人以上の新卒理学療法士が誕生しておりますが,現在の60歳代・70歳代となると同世代が数百名程度ですので,現状と比べるのは難しいでしょうね.

現在,60代・70代で就業し続けている理学療法士・作業療法士の多くは教育者であったり,管理者であったり理学療法・作業療法の実務から離れた理学療法士・作業療法士が多いと思います.

だからこそ非常に就業率も高いわけですが,今の20代が60歳代・70歳代になったときはどうでしょうか?

もちろん全員が教育者になれるわけはありませんし,全員が管理者になれるわけもありません.肉体の衰えを考えても20代の時と同様に実務をこなすのは難しいでしょう.

また雇用する立場からしても定年を超えた理学療法士・作業療法士をたくさん雇用するといった施設は少ないと思いますので,現在20代の理学療法士・作業療法士が60代・70代になったときには就業率はぐっと低くなることが予測されます.

さらに病院・施設によってはコスト削減のために,給料の高いベテラン・中堅の理学療法士・作業療法士を解雇して,給料の安い新人理学療法士・作業療法士を積極的に雇用するかもしれません.

いわゆるリストラ理学療法士・作業療法士というのも今後増えてくるのではないかと危惧しております.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どうやったら長く働けるの?

一番は健康管理だと思いますし,長く働きたければ教育者へ転換を図るのも1つだと思います.

またたくさんいる同期の中で出世レースを勝ち抜かなければ,組織の中に長く残るのは難しいかもしれません.

私が重要だと思うのは,組織の中で誰にも負けないスキルを持っているかという部分が大事だと思います.

例えば60歳を超えて肉体的には衰えたとしても,コンピューターが得意で組織のITの管理ができるとか,徒手的な技術指導に長け後輩指導ができるとか,そういった得意分野があれば組織としても雇用しておきたいと考えるわけです.

こういった視点で考えると,クライアントにとってどうかといった視点も重要ですが,組織の中で自身がどういった面で役に立つのかといった視点で仕事をすることも今後は重要になってくると思います.

今回は理学療法士・作業療法士が何歳まで働けるのかについて考えてみました.ぼーっと働いていては長く働けない時代になりそうですね.常に自身を磨くための努力を絶やさないことが重要でしょう.

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