リハビリ関連の資格ってどんなものがあるの?

投稿者: | 2018年9月19日

理学療法士・作業療法士の義務として生涯にわたって学習し,自己研鑽に励む必要があります.もちろん資格取得だけが自己研鑽の方法ではありませんし,資格を取得しただけで全く中身が伴わない場合もあるわけですが,各種団体が認める認定資格を取得するのも,より専門性の高い学習をするための1つの方法です.生涯学習という面で考えると,資格を取得したということよりも,資格を取得するまでの学習過程が非常に重要だと考えられます.今回はリハビリ関連の資格にどんなものがあるかをご紹介したいと思います.

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目次

公的資格・民間資格

公的資格として認められているものとしては,介護支援専門員・住環境コーディネーターなどがあります.介護支援専門員を取得するためには介護支援専門員試験に合格することはもちろん,その後にも平日に数十時間に渡る講習を受講する必要がありますので,けっこうハードルが高かったりします.5年後の更新の際にもまた8日間にわたる講習への参加が必要となりますので,資格を維持するのも大変な資格の1つです.理学療法士・作業療法士資格を取得していれば介護支援専門員として勤務することはないかもしれませんが,介護保険の勉強をする上ではこの資格取得に向けて学習するのは非常に良いです.

呼吸・心臓・糖尿病といった内部障害のリハビリテーションに関しても各種の関連資格があります.いずれも民間資格ではありますが,呼吸療法認定士などは毎年,受験者数が多く,そもそも受験資格を獲得するのが大変だったりもします.理学療法士が取得する関連資格としては最も多いのはこの呼吸認定療法士ではないかと思われます.その他にもリハビリテーション栄養の重要性が認識されるとともに,NST専門療法士といった資格も出てきております.その他にも認知症関連の資格やアスレティックトレーナーも人気です.アスレティックトレーナーには公益財団法人日本体育協会公認のアスレティックトレーナー(JASA-AT)や,NPO法人ジャパン・アスレチック・トレーナーズ協会の認定アスレチック・トレーナー(JATAC-ATC)などがありますが,日本ではJASA-ATを取得する理学療法士が多いです.「JASA-AT」を取得するためには,日本体育協会の養成講習会を受講するか,適応コース承認校(スポーツ指導者養成講習会免除適応コース承認校)を卒業する必要があります.勤務しながらとなると日本体育協会の養成講習会を受講する必要があるのですが,この講習会を受講する関連団体の推薦と日本体育協会の認可が必要なのです.実はこの部分が非常にハードルが高く,そもそも受功自体が難しかったりします.さらに合格率も非常に低く,JASA-ATは非常に取得が難しい資格の1つとなっております.スポーツに携わるのであれば取得しておきたい資格の1つですね.

資格取得の意義

現在のところ,これらの資格を取得したことによる診療報酬や介護報酬に対する影響はほぼ皆無であり,そのためこれらの資格取得により金銭的インセンティブが付与される施設というのもほとんどないと思います.資格取得の位置は各分野において自身の理解力を確認するためや,自己研鑽に対しての目標となる場合が多いです.また介護支援専門員などの公的資格を取得すると活躍できるフィールドが広がります.あくまで資格取得はゴールではなく,学ぶための1つの手段であるということ,その分野により精通していくためのスタートであると考えた方が良いでしょうね.

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今回は資格取得について考えてみました.今回ご紹介した以外にもさまざまな資格があります.繰り返しにはなりますが,資格取得というのは自己研鑽のための一手段です.興味・関心のある分野の資格取得を皆様も検討されてはいかがでしょうか?

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